ペット保険は使うと高くなる?保険料が上がる仕組みと加入時の注意点

ペット保険は使うと高くなる?保険料が上がる仕組みと加入時の注意点

自動車保険などは、事故を起こして保険金を受け取ると、翌年以降の保険料が高くなることがありますが、ペット保険も、保険の種類や利用回数によっては、使うと保険料が高くなります。

この記事では、ペット保険の保険料が高くなる仕組みや、ペット保険を選ぶ際の注意点などについて解説します。ペット保険の加入や乗り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. ペット保険の保険料が変わる仕組み
    1. 年齢とともに高くなる
    2. 割増引制度がある
    3. 割増引制度のない保険でも保険料が上がる理由
  2. ペット保険の役割
    1. 高額な治療費に耐えられる
    2. 補償があると受診のハードルが下がる
    3. 心理的な安心感と健康相談・予防サポート
  3. ペット保険を検討する際に注意すべきこと
    1. 高齢になると保険料が高額になる
    2. 契約更新できないことがある
    3. 既往歴があると加入できないことがある
  4. 保険料の負担を抑えるための選び方
    1. 加入前に保険料上昇パターンを確認する
    2. 割増引制度の有無と保険会社の乗り換えポイント
  5. ペット保険は利用回数が多いと保険料が高くなることも

ペット保険の保険料が変わる仕組み

ペット保険の保険料が変わる仕組み

ペット保険は、ペットが動物病院で治療を受けた際の費用を補償する保険です。保険料はペット保険会社や選択したプラン、ペットの種類や大きさなどによって違いますが、保険期間が始まってからも保険料が変わることがあります。

まずは、ペット保険の保険料が変わる仕組みについてご紹介します。

年齢とともに高くなる

ペット保険の保険料は、ペットが若いうちは比較的低く、年齢が上がるにつれて高くなる商品が多く見られます。ペットも人間と同じように、高齢になるほど病気やケガのリスクが高まり、通院や手術、入院が必要になる可能性があるためです。

ただし、保険料が上がるタイミングや幅は商品によって異なります。

例えば、毎年少しずつ上がるタイプもあれば、3歳ごと、5歳ごとなど、一定の年齢区分ごとに保険料が変わるタイプもあります。

また、犬は12歳、猫は9歳以降など、一定の年齢を超えると保険料が一律になる商品もあります。

割増引制度がある

ペット保険の中には、保険の利用状況に応じて翌年以降の保険料が変わる、割増引制度を採用している商品もあります。

これは、保険金の請求回数や利用日数が一定以上になると、更新後の保険料が上がる仕組みです。反対に、保険を使わなかった年は、翌年の保険料が割引されるケースもあります。

なお、割増引制度を採用しておらず、通院や手術などで保険を使っても利用回数を理由に保険料が上がらない商品もあります。
ただし、その場合でも保険を利用できる回数や日数、年間の支払限度額が決められていることが多いため、保険料だけでなく補償の上限もあわせて確認しましょう。

割増引制度のない保険でも保険料が上がる理由

「保険を使っても保険料が上がらない」と説明されている商品でも、保険料が変わらないとは限りません。

割増引制度がない場合、保険の利用回数によって保険料が増減することはなくても、ペットの年齢が上がれば、更新時に年齢に応じた保険料へ変わることもあります。

また、保険会社が商品全体の保険料を見直す「料率改定」によって、保険料が変更される可能性もあります。
つまり、保険を使ったこと自体で高くならない商品を選んだとしても、加齢による保険料の上昇や、保険会社側の改定による値上がりは起こり得るのです。

ペット保険を選ぶ際は、こうした点も踏まえて検討しましょう。

ペット保険の役割

ペット保険の役割

ペット保険は加入時から保険料が年々上がっていくタイプが多く、中には使った回数に応じて保険料が高くなるものもあります。

長年支払っているとまとまった金額になるため、ペット保険が本当に必要なのか疑問に感じる人もいるでしょう。ここではペット保険の役割について解説します。

高額な治療費に耐えられる

ペットには、人間の健康保険のような公的な医療制度がありません。病気やケガで動物病院を受診した場合、治療費は原則として全額飼い主の自己負担です。

通院が長引いたり、手術や入院が必要になったりすれば、想定していた以上の費用がかかることもあるでしょう。そのようなときにペット保険へ加入していれば、保険金を受け取ることで、治療費の負担を抑えやすくなります。

補償があると受診のハードルが下がる

ペットの医療費は高額になることがあるため、費用面が気になり、動物病院へ連れて行くか迷う場面もあるかもしれません。通院補償があるペット保険に加入していれば、小さな異変でも受診を検討しやすくなります。

また早めの受診は、病気やケガの早期発見につながる可能性も高めます。
症状が軽いうちに適切な治療を受けられることは、ペットの健康を守るうえでも大切です。

心理的な安心感と健康相談・予防サポート

ペット保険には、治療費の負担を軽減するだけでなく、飼い主の心理的な安心感につながる役割もあります。病気やケガで治療が必要になったときに、費用面だけを理由に選択肢を狭めずに済むことは、ペットと暮らすうえで大きな支えになるでしょう。

保険によっては、獣医師などに24時間365日相談できる窓口や、腸内フローラ測定などの健康管理をサポートするサービスが用意されています。

夜間や休日に受診すべきか迷ったとき、専門家に相談できる窓口があれば、不安を軽減しやすくなります。
病気やケガに備えるだけでなく、こうした日頃の健康管理や予防の面からサポートを受けられる点も、ペット保険を検討する際に確認しておきたいポイントです。

ペット保険を検討する際に注意すべきこと

ペット保険を検討するときに注意すべきこと

ペットが若いうちはあまりケガや病気をしないため、「年をとってからペット保険を検討しよう」と考える人もいるようです。

しかし、ペット保険は、できるだけペットが若いうちに加入すべきとされています。ここでは、ペットが若いうちにペット保険に加入すべき理由をご紹介します。

高齢になると保険料が高額になる

ペット保険は、若い年齢ほど保険料が低く設定されていることが多く、年齢を重ねるにつれて負担が大きくなる傾向があります。

また、ペット保険の中には、新規で申し込める年齢に上限を設けている商品もあります。一定の年齢を超えると、加入したくても申し込めない場合があるため注意が必要です。

保険料を抑え、なるべく多くの選択肢から最適な保険を選ぶことができるよう、ペット保険の加入は若いうちから考えておくとよいでしょう。

契約更新できないことがある

ペット保険は現在、保険会社が設定している年齢までに新規加入年していれば、年齢制限なく契約を更新できる「終身タイプ」がほとんどです。

しかし、保険会社が定める疾患に罹った、補償上限額・回数を使い切ったなどの場合、更新時に条件が付いたり、契約を継続できなかったりすることもあります。

なお、保険料は高めになる傾向はありますが、シニアのペットを対象にしたプランを用意している保険会社もあります。

高齢のペットがいて加入を検討する場合は、加入できる年齢だけでなく、更新条件や補償範囲も確認しておきましょう。

既往歴があると加入できないことがある

ペット保険は、ペットが健康な状態であることを前提に加入する保険です。

申し込み時には告知義務があり、過去の病歴や治療歴、現在治療中の病気などを申告しなければなりません。内容によっては、加入を断られる場合もあります。

既往歴があっても、特定の病気を補償対象外にするなどの条件付きで加入できるケースはありますが、病気やケガをしてからでは選べる保険が限られるため、なるべく健康なうちに加入を検討しておくとよいでしょう。

保険料の負担を抑えるための選び方

保険料の負担を抑えるための選び方

ペット保険の保険料は、年齢や保険の利用状況によって変わることがあります。そのため、加入時の月額だけで選ぶと、更新後に負担が大きく感じられることもあるかもしれません。

保険料の負担を抑えるには、年齢ごとの保険料推移、割増引制度の有無、補償割合、乗り換え時の条件を確認することが大切です。ここでは、長く無理なく続けるために見ておきたいポイントを解説します。

加入前に保険料上昇パターンを確認する

ペット保険の保険料は、年齢に応じて上がる仕組みが一般的ですが、上がり方は商品によって異なります。

毎年少しずつ保険料が上がるタイプもあれば、3歳ごと、5歳ごとなど、一定の年齢区分に達したタイミングで変わるタイプもあります。また、一定の年齢以降は保険料が一律になる商品もあります。
加入時の保険料だけを見ると負担が小さく見えても、高齢期の保険料が想定以上に高くなることもあります。そのため、加入前には現在の月額だけでなく、5年後、10年後の保険料も確認しておくと安心です。

また長く同じ保険を続ける前提であれば、生涯で支払う保険料の総額にも目を向けましょう。補償内容とのバランスを見ながら、無理なく継続できる保険を選ぶことが大切です。

割増引制度の有無と保険会社の乗り換えポイント

割増引制度があるペット保険では、保険を使わなかった年に保険料が割引される一方、利用回数や請求状況によって翌年以降の保険料が上がる場合があります。

反対に、割増引制度がない商品は、利用回数で保険料が変わらないためわかりやすいものの、年齢による上昇や料率改定が起こる可能性はあります。

なお、現在の保険料が高いと感じる場合は、他社への乗り換えを検討するのもひとつの方法ですが、乗り換え時には新規加入の年齢制限、待機期間、補償のない期間が生じないかを確認しましょう。

また、過去の病気や治療中の病気がある場合は、加入できなかったり、補償対象外になったりすることもあります。解約前に乗り換え先の条件を確認しておくことも大切です。

ペット保険は利用回数が多いと保険料が高くなることも

ペット保険の保険料は、プランによっては保険の利用回数に応じて高くなったり低くなったりする場合があります。また保険会社やプランで保険料は変わりますが、いずれもペットの年齢が上がると高額になる場合がほとんどです。

さらに、高齢になったり、ペット保険会社が指定する病気にかかったりすると、加入や更新ができなくなる可能性もあるため、ペット保険にはなるべくペットが若く健康なうちに加入を検討することをおすすめします。

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