【芥川賞・直木賞】第142回芥川賞は該当作なし、直木賞は佐々木譲氏と白石一文氏が受賞

直木賞を受賞した佐々木譲氏(左)と白石一文氏  [拡大する]

直木賞を受賞した佐々木譲氏(左)と白石一文氏 

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 日本文学振興会は14日、都内で第142回芥川賞・直木賞(平成21年度下半期)の選考と発表を行い、芥川賞は1999年上半期以来の該当作なし、直木賞は佐々木譲氏『廃墟に乞う』と白石一文氏『ほかならぬ人へ』が選ばれた。なお、2009年7月15日に発表された第141回芥川賞・直木賞(平成21年度上半期)は、芥川賞を磯崎憲一郎氏『終の住処』、直木賞は北村薫氏『鷺と雪』が受賞している。

 佐々木譲氏は1950年北海道夕張市生まれ。広告代理店、自動車メーカー販売促進部などを経て、1979年に『鉄騎兵、跳んだ』で第55回オール讀物新人賞を受賞し、作家活動に入る。1988年に『ベルリン飛行指令』が、2007年に『警官の血』が直木賞候補になったほか、『ストックホルムの密使』が第13回日本冒険小説協会大賞を、『武揚伝』が第21回新田次郎文学賞を受賞している。

 白石一文氏は1958年福岡県生まれ。1983年に文藝春秋へ入社。『週刊文春』、『諸君!』、『文藝春秋』、『文學界』の各編集部や企画出版部を経て2003年に退社し、文筆生活に入った。2006年に『どれくらいの愛情』が第136回直木賞候補になったほか、2009年は『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』が第22回山本周五郎賞を受賞している。

 昭和10年に制定された芥川賞と直木賞は、新聞・雑誌に発表された作品のなかから(直木賞は単行本も含む)、芥川賞は純文学短編作品、直木賞は短編・長編の大衆文芸作品の中から優秀作を選定する。芥川賞の選考委員は池澤夏樹氏、石原慎太郎氏、小川洋子氏、川上弘美氏、黒井千次氏、高樹のぶ子氏、宮本輝氏、村上龍氏、山田詠美氏。直木賞選考委員は浅田次郎氏、阿刀田高氏、五木寛之氏、井上ひさし氏、北方謙三氏、林真理子氏、平岩弓枝氏、宮城谷昌光氏、宮部みゆき氏、渡辺淳一氏が務める。

 今回ノミネートされていた作品は以下の通り。

●第142回芥川賞 候補作品
大森兄弟『犬はいつも足元にいて』(文藝冬号)
羽田圭介『ミート・ザ・ビート』(文学界12月号)
藤代泉『ボーダー&レス』(文藝冬号)
舞城王太郎『ビッチマグネット』(新潮9月号)
松尾スズキ『老人賭博』(文学界8月号)


●第142回直木賞 候補作品
池井戸潤『鉄の骨』(講談社)
佐々木譲『廃墟に乞う』(文藝春秋)
白石一文『ほかならぬ人へ』(祥伝社)
辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社)
葉室麟『花や散るらん』(文藝春秋)
道尾秀介『球体の蛇』(角川書店)


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