2010年06月05日 10時00分
鈴木光司氏の小説入り“ホラートイレ紙”が完結
『鈴木光司のトイレで読む体感ホラー ドロップ』(林製紙)シリーズの完結編『ドロップ3』
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『リング』、『らせん』など数々の人気小説を手掛ける作家・鈴木光司氏の書き下ろし小説がプリントされ、“日本一怖いトイレットペーパー”として国内外で話題になった『鈴木光司のトイレで読む体感ホラー ドロップ』(林製紙)シリーズの完結編が、6日より全国で発売される。前作、前々作は合計20万巻を売り上げ、海外からの取材、問い合わせも多くあったという同商品。静岡県富士市に社を構える林製紙は、浜松市出身の鈴木氏、パッケージデザインを手がけた県内の若手デザイナーとのコラボレートした同商品について「地元静岡県から全国・全世界へ発信できた」と満足げだ。
描かれた小説は約2500文字で、トイレ1回分(約90センチ)で読みきることができる分量。1作目・2作目と連動しており、とある公園の公衆トイレへ入った女性が体験した恐怖を描いている。海外でも有名なジャパニーズホラーの第一人者・鈴木氏の作品で、しかも“トイレの中でトイレが舞台のホラー小説を読む”という足がすくむようなシチュエーションがうけ、プレゼント用に購入する人も多かったとか。
また、前々作は暗がりに浮かぶ恐ろしい顔を、前作は両腕に抱えられたドクロが描かれたパッケージも注目を集めたが、今回は恐怖に見開く“瞳”をデザイン。“何かを見てしまった”かのようなイラストで、“完結編”を印象付けている。
鈴木光司氏のトイレで読む体感ホラートイレットペーパー”『ドロップ3』は1個210円(税込)。同社は前作・前々作との3個セット商品(630円・同)も用意し、初めて同商品を知る人に向けても訴求していく。