2011年02月08日 19時20分
内閣府が性暴力・DV相談ダイヤル開設 優香「一人で悩まないで」
優香 (C)ORICON DD inc.
内閣府男女共同参画局は8日、パープルダイヤル(性暴力・DV相談電話)を開設した。3月27日(日)午後10時まで原則24時間無料の電話相談窓口を設ける施策で、同CMに出演するタレント・優香(30)は、午後6時から行われたキャンペーンイベントで「相手が傷つくことは許せないこと。一人で悩んでいる人がいれば、連絡して」と呼びかけた。
この日、東京・赤坂サカスでは「パープルツリー点灯式」が行われ、林久美子文部科学大臣政務官の合図で10メートルの巨大ツリーをキャンペーンカラーであるパープルに染めた。トークセッションでは、優香が林氏からの性暴力・DVの現状説明に真剣に耳を傾け「暴力だけじゃなく、言葉やメールを見られることだってDV。(この事実を)もっと広めていきたい」と真摯に語っていた。
内閣府の調査によると、20歳以上の女性のうち、配偶者から何度も暴力を受けたことがある人は10.8%、異性から無理やり性交されたことがある人は7.3%に上り、そのうち半数以上が被害を誰にも相談できないでいるという。パープルダイヤル(0120-941-826)では男性からの相談、匿名での相談、外国語(6ヶ国語)による相談にも対応する。