2009年10月20日 16時00分

ユニクロのフリースが過去最大の172アイテムで展開〜激安競争に質とバリエーションで勝負

ユニクロの『フリース15周年記者発表会』に新作フリースを着て登場した(左から)イッセー尾形、宮本笑里、三浦皇成 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

ユニクロの『フリース15周年記者発表会』に新作フリースを着て登場した(左から)イッセー尾形、宮本笑里、三浦皇成 (C)ORICON DD inc. 

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 今年でフリース発売15周年を迎えるユニクロは20日、都内で『フリース15周年記者発表会』を開催。今年のフリース商品を過去最大172アイテムで展開することを発表した。価格は成人用上着で1500円から。総合スーパーの衣料品激安競争が加速し、グループ会社の低価格衣料品「g.u.(ジーユー)」でも490円のフリースを発売している中、同社は「ユニクロのフリースは最高品質を目指す」とし、デザイン、サイズ、素材、カラーなどで差別化を図る。

 同社が今年展開するフリースは、豊富なカラーバリエーションのほか、ムートン風、シルク風、ウール風などの素材バリエーション、アーガイル、チェック、ボーダーなどのデザインアイテム、リバーシブルアイテムを拡充。発表会に登壇した香川雅哉執行役員は「フリースはユニクロのアイデンティティを伝えることができる商品」と述べつつ、「フリースに見えない素材やデザインを取り入れた」と、今年の特徴を説明。また、同社のフリースは毎年約2000万点を販売しているが、グローバルコミュニケーション部部長の真島英郎氏は「この秋冬もおおむねそのあたりの数字を目指したい」とコメントした。

 今年でフリース発売15周年を迎える同社。1998年に原宿店をオープンした際、1階フロアをフリース売り場にする大胆な戦略で大きな注目を集めたほか、「50色キャンペーン」を実施した2000年には2600万点を販売しており、フリースは同社の代表商品として語られてきた。また、その後も軽量化を実現した「マクロフリース」、NASAも採用した新素材「アウトラスト」の導入、毛足の長い「ファーリーフリース」の発売など、さまざまな商品を販売している。

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