2010年04月08日 10時00分

東京タワーにはためく333匹の鯉、さまざまな企画で“元祖”の貫禄

東京タワーが5日よりスタートさせた『端午の節句特別企画』  [拡大する]

東京タワーが5日よりスタートさせた『端午の節句特別企画』 

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 東京スカイツリーが完成前から盛り上がりをみせている中、東京タワーは5日より、大小333匹の鯉のぼりを1階正面玄関前に飾る“端午の節句特別企画”をスタートさせた。先月29日に東京スカイツリーが338mになったことで日本一の座を明け渡した東京タワーだが、約半世紀もの間 “東京の顔”として君臨してきた誇りを胸に、さまざまな企画を展開中だ。

 大きさ約120cmのミニ鯉のぼりが328匹、3mの黒鯉、2mの赤鯉など5匹の鯉のぼりと3mの吹き流しが、鉄骨のそばで元気に泳ぐ“端午の節句特別企画”は今回で2回目。ミニ鯉のぼりのそばには東京タワーのオリジナルキャラクター「ノッポン」のぬいぐるみも吊るされており、企画終了の5月9日まで“ノッポンと鯉のコラボレーション”が楽しめる。

 また、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーに続く、“愛の記念日”としてJA全農えひめが提唱し、昨年5月には日本記念日協会に正式認定された4月14日の「オレンジデー」にちなんだ企画『東京タワーオレンジまつり』を13日、14日に初めて開催。13日には東京タワーイメージガールを務めるアイドルグループ・AKB48の梅田彩佳とマザー牧場イメージガールの藤江れいな、近野莉菜がオープニングイベントに登場する。

 この企画は、航空法で定められた東京タワーの色“インターナショナルオレンジ”にちなんだもので、14日のオレンジデー当日にオレンジのアイテムを身につけて16から19時の間に訪れると大展望台の料金が無料になるサービスも実施。「オレンジ色の夕暮れ時、オレンジ色の東京タワーでオレンジ色のものを身につけて愛を語り合う」という、シャレのきいた企画となっている。

 東京スカイツリーが東京タワーの高さを上回った翌日、ノッポン兄はブログに「ぬかれたな」と綴り、「とりあえずこれからも333mでいくからよろしく」とファンに向けてメッセージを寄せた。たとえ2番目の高さになったも、インターナショナルオレンジ色の東京タワーはさまざまな企画を打ち出して、今日も多くの観光客を温かく迎え入れている。

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