2011年03月14日 13時50分
上野動物園のパンダ「落ち着いた様子」 22日の一般公開は検討中
上野動物園は14日、現在同園にいる2頭のパンダの様子を報告した。11日の地震発生時は落ち着かない様子を見せていたものの、まもなく落ち着きを取り戻し、12日から14日朝に至るまで、「エサも食べ、落ち着いた様子を見せている」(同園)という。2頭は22日(火)より一般公開される予定だったが、東北地方太平洋沖地震とそれに伴う計画停電・節電の影響により公開日を「検討中」とした。
東京23区も震度5強を記録した11日の地震時は2頭とも落ち着かない様子だったが、メスの「シンシン」はすぐに竹を食べ始め休息をとり、オスの「リーリー」はその後たびたび起こった余震に落ち着かない様子だったものの、地震発生から2時間後には落ち着きを取り戻したという。翌12日には2頭とも屋外へ放飼され、地震前と変わらない様子で暮らしている。
2頭は2月21日に日本に到着。3月10日には2頭の日本名が「リーリー」(オス)、「シンシン」(メス)に決まり、同園は公開準備を進めていた。