2012年04月19日 18時06分
今年のスギ・ヒノキ花粉、5月上旬には終息〜環境省予測
環境省は19日、2012年春のスギ・ヒノキ花粉の終息時期について、5月上旬までに終息するとの予測を発表した。今シーズンの花粉飛散は全国的に例年よりも10日前後遅くなったものの、終息時期は例年並みとなる。
エリア別でみると、九州と中国地方の一部および四国地方はスギ・ヒノキともに4月中にほぼ終息。近畿地方および東海、甲信、関東地方南部はスギ花粉が一部で非常に多い飛散となっているものの4月中には終息。ヒノキは5月上旬まで飛散が続くと予測した。北陸、関東北部、東北地方はスギ・ヒノキともに5月上旬に終息する見通し。
今シーズンのスギ・ヒノキ花粉総飛散量は昨シーズンと比較すると、九州・四国地方の一部を除いて半分以下となったものの、地域によって飛散状況のばらつきが大きく、「東日本では、今後も地域によっては大量に飛散することが見込まれる」(同省)と分析。また、スギ・ヒノキ花粉の飛散終息と入れ替わるようにイネ科花粉などが飛散し始めることから、「症状が強い場合には、医療機関に相談を」と注意を呼び掛けている。
同予測は昨年12月に実施した花粉総飛散量の予測値に対する、現在までの累積飛散量の程度やこれまでの気象状況、開花状態と花粉残量の予測結果から分析している。