2013年01月29日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>コレステロールで血管が老化? 若返りの物質『NO』

 私たちの体を縦横無尽に走る血管は、大動脈から毛細血管まで合わせると約10万km。およそ地球2周半にも及ぶ。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画“おさらいニュース”では、この血管の老化と若返りに注目。若々しく、柔らかな血管を取り戻すには?

血管の若返りには“入浴”も大きなポイントに!

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■血管の若返りを促す物質『NO』

 血管の老化とは、乱れた食生活などにより血管内にコレステロール等が溜まり、硬くしなやかさが失われること。実際の老化した血管を見ると、本来血液が流れる部分のほとんどがコレステロール等で埋め尽くされてしまっているケースもあるとか。しかし、一度老化してしまうと以前のような健康な状態に戻せないのかといえば、そうではない。

 兵庫医科大学循環器内科主任教授・増山氏によると、血管を若返らせる物質は『NO』と呼ばれ、実は空気中にも存在する物質「一酸化窒素」のこと。身体の中で作られるNOは、血管を拡張する効果があるという。「NOがしっかり分泌されている人の血管は、歳を重ねても柔らかく保たれているのに対し、NOが分泌されていない人の血管は、硬くなってしまう」と解説する。

 NOの分泌量は日頃の運動量が関係している。身体を動かすとより多くの酸素が必要となり、血管内の血流量が増加。これに伴い、血流が血管の内側にある細胞を刺激しNOが発生する。増山氏は「軽い運動でもNOは分泌されるので、あまりにも激しい運動をして休む時間が長いよりも、終始NOが出ている方が血管は柔らかくなりやすい」と解説する。

■効果的な入浴方法で「NO」の分泌促進

 NOの分泌を良くする方法は、運動だけでなく、お風呂の入り方にもあるという。NO分泌を活性化させる治療法「和温療法」を開発した日本心臓病学会理事長・鄭忠和(てい ちゅうわ)氏は、60度の低温サウナに15分入るとNOが最も活性化することを解明し、心臓病などを患う人の血管を柔らかく改善する事に成功してきた。「お風呂に入ると(身体が)温まり、血管が拡張して血流が増えるため、運動と同じようにNOを分泌させる」のだという。

 この「和温療法」を応用した、家庭のお風呂でもできる「NO分泌活性入浴法」を紹介する。ポイントは3つで「(1)温度は40度〜41度、(2)肩までしっかり浸かる、(3)入浴時間は約10分」とごく簡単なもの。深部体温が約1度上昇して血流量を増加させ、NO分泌効果を引き出すという。柔らかくしなやかな血管を目指し、ぜひ日頃の習慣に加えてみてはどうだろう。(※高齢者や健康に不安のある方は医師にご相談下さい。)

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