2008年10月02日 15時00分

『ニンテンドーDSi』正式発表 11月1日発売 「一人一台」=任天堂岩田社長

発表された新型携帯用ゲーム機『ニンテンドーDSi』  [拡大する]

発表された新型携帯用ゲーム機『ニンテンドーDSi』 

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 任天堂は2日(木)、都内でカンファレンスを行い、携帯用ゲーム機『ニンテンドーDS』の新モデルとなる『ニンテンドーDSi』を発表した。音楽再生機能とカメラ機能が装備されたほか、従来型より薄型になり画面が大きくなった点が特徴。無線通信機能を強化し、情報端末としても機能向上が図られている。発売日は11月1日で、価格は1万8900円。『Wii』の新たな展開、施策なども発表された。

 新型DSiは画面が従来の3.0インチから3.25インチになり、携帯性を高めるため従来に比べて2.6ミリ薄くなっている。薄型になったことで『ゲームボーイアドバンス』の差込口が廃止されたが、同社は既存の『ニンテンドーDS Lite』の販売も続行していくという。

 カメラ機能は画質よりも遊び心を重視。解像度は30万画素と低いものの、落書き機能や写真合成機能、写真に色を付けたりカラーチェンジする機能などを備えている。音楽機能についてはタッチパネルを使ってスピードやピッチを変化させられるほか、内蔵マイクを組み合わせた遊び方もできるという。本体にはSDカードのスロットが付くほか、同社家庭用ゲーム機『Wii』との連動も可能になる。

  同社の岩田聡社長は「携帯型ゲーム機の究極の普及として、一家に一台ではなく一人に一台にしたい」と語り、飽和状態とも言われる『ニンテンドーDS』のさらなる普及に自信を見せた。なお、競合するソニー・コンピュータエンタテインメントもより高性能になった新モデル『PSP3000』の発売を今月16日(木)に控えており、年末に向けて携帯用ゲーム機の2強が激しく火花を散らすことになりそうだ。

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