2008年11月11日 20時00分

エルヴィス・プレスリーの銅像が存亡の危機

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エルヴィス・プレスリーの銅像はどこに? 

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 東京・原宿竹下通りで、海外ロックファンの聖地として親しまれたロックンロールミュージアムが、来年1月18日をもって閉店する事が決定した。エントランスには、小泉純一郎元首相、平尾昌晃、和田アキ子、ジョン・ボンジョビなど、エルヴィス・ファンの各界著名人が寄贈したエルヴィス・プレスリーの銅像が立っているのだが、閉店と同時に撤去されてしまうため、同店ではこの銅像の行き先を募集している。

 閉店するのはロックンロールミュージアム内にある、英国アップル社正式輸入代理店ザ・ビートルズ公式グッズ専門店「GET BACK(ゲットバック)」、ザ・ローリング・ストーンズ オフィシャルストア 「GIMME SHELTER(ギミーシェルター)」、エルヴィス・プレスリー財団公認の専門店「LOVE ME TENDER(ラブミーテンダー)」の3店舗。

 いずれもオープン以来20年以上の歴史を持ち、日本国内のファンだけでなく海外からの訪問者も多く、有名アーティストがお忍びで来店することもあった。閉店後は、webショッピングサイトと、イベント出店でその名前を継続していく。

 閉店に至った大きな要因は、表参道ヒルズ出現以降、先日オープンしたH&M原宿店も併せて原宿近辺の地価高騰にある。商業施設の賃料が軒並み2倍以上に跳ね上がり、一時期ムーブメントとなった”裏原”と言われるエリアも今や歯抜け状態。日本人が構築する最先端の街だった原宿が外資系に横並びに占拠され、かつての面影が失われつつあるようだ。

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