第142回芥川賞・直木賞候補作決まる〜松尾スズキさん2度目のノミネート

大森兄弟『犬はいつも足元にいて』(河出書房新社)  [拡大する]

大森兄弟『犬はいつも足元にいて』(河出書房新社) 

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 日本文学振興会は5日、第142回芥川賞・直木賞(平成21年度下半期)の候補作を発表した。芥川賞候補には俳優・演出家・脚本家として活躍しているほか、第134回芥川賞候補にもなった松尾スズキさんなど5名。直木賞候補は15年ぶりにメガホンを取った角川春樹監督の映画『笑う警官』の原作者である佐々木譲さんなど6名。選考会は14日午後5時より都内で行われ、同日に受賞者および受賞作が発表される。

 芥川賞候補者その他の顔ぶれは、デビュー作がノミネートされた34歳と33歳の兄弟ユニット作家・大森兄弟と藤代泉、『走ル』が第139回の候補になった羽田圭介さん、2010年に書き下ろし原案を元にした舞台・映画『NECK』が上映される予定の舞城王太郎さん。

 直木賞候補者の顔ぶれは、『空飛ぶタイヤ』が第136回の候補に挙がった池井戸潤さん、同じく第136回同賞に『どれくらいの愛情』がノミネートされた白石一文さん、デビュー作『冷たい校舎の時は止まる』が漫画化されたこともある辻村深月さん、第140回、第141回に続き、3回連続で直木賞候補となった葉室麟さんと道尾秀介さん。

 昭和10年に制定された芥川賞と直木賞は、各新聞・雑誌に発表された作品のなかから(直木賞は単行本も含む)、芥川賞では純文学短編作品、直木賞では短編および長編の大衆文芸作品の優秀作を選定。2009年7月15日に発表された第141回芥川賞・直木賞(平成21年度上半期)では、芥川賞を磯崎憲一郎さん『終の住処』、直木賞は北村薫さん『鷺と雪』が受賞している。

 候補作品は以下のとおり。

●第142回芥川龍之介賞 候補作品
大森兄弟『犬はいつも足元にいて』 文藝冬号
羽田圭介『ミート・ザ・ビート』 文学界12月号
藤代泉『ボーダー&レス』 文藝冬号
舞城王太郎『ビッチマグネット』 新潮9月号
松尾スズキ『老人賭博』 文学界8月号

●第142回直木三十五賞 候補作品
池井戸潤『鉄の骨』 講談社
佐々木譲『廃墟に乞う』 文藝春秋
白石一文『ほかならぬ人へ』 祥伝社
辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』 講談社
葉室麟『花や散るらん』 文藝春秋
道尾秀介『球体の蛇』 角川書店

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