2012年05月06日 10時00分

この春から始めたいインテリアグリーン

多肉植物ラストロ [拡大する]

多肉植物ラストロ

 新しい部屋に引越し生活に慣れ始めた頃、部屋の中をもう少しだけ明るくしたいと思ったことはありませんか? そんなときは部屋をパッと彩るインテリアグリーンがおすすめ。見るだけで心が癒されたり、マイナスイオンで部屋の空気を綺麗にしてくれたり、風水では縁起がいいと言われるなど、インテリアグリーンは置くだけで良い効果がたくさんがあります。

 そこで、一人暮らしや面倒くさがりの人でも簡単に育てることのできるインテリアグリーンを、花のアレンジやケータリング、販売などを行っている第一園芸さんに教えていただきました。


●多肉植物

 「肉厚な葉や茎に水を貯めることができ、水をあげなくても生きていけます。水をほしがっている時は姿が痩せ、貯えがいっぱいの時は太っているので痩せている時にあげてください。でも水のあげ過ぎは腐ってしまうので要注意。夏は湿度が高いため空気中の水分だけで生きていけますが、秋は水あげを再開し、痩せた体に水を吸わせます。冬は温度が下がるので凍害から守るために水やりの回数を減らします。すると水が凍りにくくなり簡単に冬越しができます。光のない所ではもやしのように細くなり、葉の色素も抜けてしまうので良く日に当ててください」

 水をあげなくて大丈夫という点や、変化を見てすぐに判断できるという点は、面倒くさがり屋にとって大変嬉しいところ。見た目が可愛いので愛着も湧きやすく、お洒落な空間をいろいろと演出できそうです。


●パキラ

 「乾燥や寒さ、日陰にも強い植物ですが日光に当てた方が成長スピード葉色も良くなるので、可能な限り明るい場所に置いてください。生育期は水をよく吸い上げるので水切れに注意。秋から冬にかけて水あげの回数は少なくしていきます。大きく伸びてバランスの崩れてしまった株は切ってしまい3月〜7月頃に植え替えると、ほぼ間違いなく新芽が吹いてきます」

 雑貨屋やホームセンター等でよく見かけるポピュラーな観葉植物。成長の進みが早いので、大きく育てて玄関先に置いても、素敵なインテリアになりそうですね。中国では「発財樹(お金を生み出す木)」といわれ大切にされているので金運アップの予感も!?


●サンセベリア

 「葉色を充実させるには日当たりのいい窓辺が最適。耐陰性に富んでいるので戸外の日陰でも元気に育ちます。5月〜9月の生長期は水が乾いたら与え、秋口からは与える間隔を長くして休眠できるようにします。冬の寒さに強いとは言えませんが、部屋の温度が10℃前後ならば耐えられます。葉が生い茂ってきたら株分けや葉挿しで殖やすこともできます」

 観葉植物の中でも一番マイナスイオンが発生すると注目され、葉の横縞模様が虎の尻尾に見えることから、“トラノオ”と呼ばれることもあるそうです。和の雰囲気にも合いそうですね。

 自分の好みや部屋のスタイルに合わせて種類を選び、鉢もアレンジして……なんて考えるとワクワクしてきませんか? 部屋の雰囲気をグンと変えるインテリアグリーンは、新しい生活をさらに楽しくしてくれるはず。この春はぜひお部屋にひとつ、インテリアグリーンをどうぞ!


【取材協力】
第一園芸オンラインショップ( http://www.daiichi-engei.co.jp/ )

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