さくらや、64年の歴史に幕 閉店あいさつで従業員「青春の1ページでした」

横断幕で最後の感謝【さくらや新宿東口ホビー館】 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

横断幕で最後の感謝【さくらや新宿東口ホビー館】 (C)ORICON DD inc. 

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 2月末をもっての全店舗閉店が決定していた家電量販店・さくらやは2月28日、最後まで営業していた首都圏11店舗を閉め、64年の歴史に幕を下ろした。午後6時に閉店した東京・新宿三丁目店や新宿東口ホビー館ではシャッターを閉める前に従業員が店頭に並んで顧客に一礼。同店を訪れていた客や通行人から惜しみない拍手が送られた。

 新宿三丁目店で買い物をした東京都在住の30代の男女は、手に3つの紙袋を持ち「さくらやといえば“安さ爆発”のCMが印象的だった。閉店は残念」と名残惜しそうに赤い看板を見上げた。ゲームや鉄道模型、フィギュアなどを取り扱う新宿東口ホビー館前は多くの人だかりができ、スタッフに同店のファンが花束を渡す一幕もあった。

 従業員は「(売り尽くしセール中で)商品が少ない中、これだけのお客様に集まっていただいて本当にありがとうございます」と深謝。「さくらやは我々にとっても青春の1ページでした」という別れのあいさつを述べ「永らくのご愛顧ありがとうございました さくらや」と書かれた“感謝の横断幕”を手に、何度も頭を下げた。

 さくらやは東京都新宿区で1946年に創業以来、首都圏を中心に店舗数を拡大していたが、ライバル店との“激安競争”などで経営が悪化。2006年にベスト電器傘下に入ったものの、業績が改善しないことからベスト電器は今年1月12日、事業再構築の一環でさくらやの全店舗閉店を決定。順次店舗を閉鎖していた。

 ビックカメラへの店舗継承が決定しているさくらや船橋店(千葉県船橋市)、さくらや聖蹟桜ケ丘店(東京都多摩市)、さくらや新宿東口駅前店(東京都新宿区)、さくらや相模大野店(神奈川県相模原市)は、ビックカメラとして順次オープン。また、3月より「さくらやポイント」は「ビックカメラポイント」への移行が可能となる。

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