車の売却に必要な書類とは?車を高く売るために必要なものも解説
この記事では、車の売却時の必要書類と買取会社に用意してもらう書類のほか、車を高く売るために準備しておきたいものについて解説します。
車の売却には、いくつかの書類などが必要
自動車検査証(車検証)原本
車検証は車の購入時に交付され、車検時には有効期間満了日などが更新されて再交付される仕組みです。
道路運送車両法第66条によって、車の運転中は車検証を常に車内に携帯する義務があります。紛失した場合には、すぐに運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)の窓口で再発行してもらうようにしてください。車検証不携帯が発覚すると、50万円以下の罰金が科される可能性があります。
自賠責保険証明書
自賠責保険は車検のタイミングで更新するため、証明書は車検証といっしょに保管しているケースが多いでしょう。万が一、自賠責保険証明書を紛失した場合、車の売却ができません。紛失した場合は、保険会社に連絡して再発行を依頼する必要があります。
自動車税納税証明書
自動車税納税証明書は、車検(継続検査)時に提示を求められていましたが、手続きのデジタル化に伴い、現在は提示不要となりました。ただし、車の売却時には、現在でも買取会社などから提示を求められるので注意が必要です。
再発行は普通車の場合は都道府県税事務所など、軽自動車の場合は市区町村の役所・役場などで手続き可能となっています。
自動車リサイクル券
紛失した場合は、自動車リサイクルシステムのWebサイトで「自動車リサイクル料金の預託状況」を確認・印刷すれば、自動車リサイクル券の代替とすることができます。
実印と印鑑登録証明書
なりすまし行為や詐欺行為などを防ぐため、売却時に必要な印鑑登録証明書は、発行日から3ヵ月以内のものに限られているので注意しましょう。
住民票
これは、車検証に記載された所有者と印鑑登録で証明された人物が同一であることを証明するために、転居前の住所の記載もされている住民票が必要となるからです。
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車の売却時に買取会社で用意してもらう書類
ここでは、車の売却時に買取会社で用意してもらう書類について解説します。
普通車:譲渡証明書、委任状
また、車の所有者が買取会社(代行業者)に売却手続き一式を委任したことを証明する書類が「委任状」です。
委任状は買取会社が用意してくれる場合が多いですが、自分で事前に用意しておきたい場合や、個人売買などで書類を用意するなどというときは、国土交通省のWebサイトにあるテンプレート(PDF)を印刷するといいでしょう。
譲渡証明書・委任状のいずれも、前所有者が印鑑登録した実印を押す必要があることに注意してください。
軽自動車:申請依頼書
なお、軽自動車の売却手続きの場合、実印による押印と印鑑登録証明書の用意は不要です。
車を高く売却するために準備しておきたいもの
メンテナンスノート
定期点検整備記録簿(記録簿)とは、12ヵ月点検や24ヵ月点検といった法定点検の整備記録やリコールの整備記録が記載されています。過去の整備記録によって、車の維持管理に役立てる重要な書類です。
メンテナンスノートによって車の保証期間内であることがわかれば、買取価格が上がる可能性があります。また、記録簿に整備記録が漏れなく記載されていれば車が大切にされてきた証拠になるため、買取会社で査定額が上がることが見込めます。
純正のオプションパーツ
購入後に車をカスタマイズし、もし純正パーツを外していたとしても、外した部品がきちんと保管されていれば買取価格アップが期待できます。
取扱説明書
そのため、取扱説明書があればプラス査定され、反対に紛失していればマイナス査定になる可能性があるのです。
車を高く売る方法については、下記の記事をご覧ください。
・車を高く売る方法とは?普段からできることについても解説
車売却時には事前に書類と買取会社のランキングを確認しよう
また、車を少しでも高く売るには、メンテナンスノートなどを用意しておくほか、高く買い取ってくれる買取会社を探し、査定依頼をする必要があります。評価の高い買取会社を探すには、顧客満足度ランキングなどを参照するのがおすすめです。
オリコンでは、日本最大級の規模で調査を行い、毎年「車買取会社 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。売却手続きや売却サポートのほか、担当者の接客力など、さまざまな視点で車買取会社を比較検討できますので、ぜひ参考にしてください。
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