2011年12月22日 21時45分

【オリコン】顧客満足度ランキング、塾・予備校部門1位は6年連続で早稲田塾

大学受験 塾・予備校部門で1位を獲得した早稲田塾・相川代表 [拡大する]

大学受験 塾・予備校部門で1位を獲得した早稲田塾・相川代表

 オリコンは22日、東京・秋葉原の早稲田塾秋葉原校で“顧客のサービス利用満足度”によって決定する『2012年度版 顧客満足度ランキング』の「大学受験 塾・予備校部門」で1位を獲得した早稲田塾の表彰式を行った。例年“ランキングアワード”を都内会場で開催し、各部門の1位に選ばれた企業を招いて表彰していたが、今年は東日本大震災の影響から各企業を訪問しての表彰となった。早稲田塾は2位に7ポイント差をつけ、同ランキング集計開始以来、初の6年連続受賞となった。

 同ランキングは、「目に見えないサービスを可視化する」ことをコンセプトに2006年より開始。実際に利用経験者の声を集めた“顧客によるサービス利用満足度に基づいたランキング”で、データは、1人あたりの回答を点数にしてポイント算出するため、業界シェアとは関係なく、利用者が本当に評価しているサービスが可視化できるのが特徴。2008年10月からは学術研究を踏まえ、慶応義塾大学と顧客満足度に関する調査方法と指数化モデルの研究について、産学連携の共同研究を行っている。

 表彰式で早稲田塾の相川代表は「ユーザーニーズに基づいて毎年改変を行なってきた。それが受賞に繋がったのでは。これからもオンリーワンの強みを発揮したい」と6年連続受賞を振り返った。

 トークセッションでは、ゲストとして塾・予備校経営・講師向けの専門誌『月刊私塾界』の小松編集長が登壇。小松編集長から今回の受賞に繋がるような塾づくりのポイントを尋ねられると相川代表は、早稲田大学名誉教授の西原春夫教授が同行してドイツで行われる歴史研修『スーパーフューチャープログラム』を例に「学校教育にはないもの、他にはないようなプログラムを提供していきたいと考えているのは他と少し違うかも知れない」と分析。

 また、偏差値を指標として使用しない独自性については「偏差値だけで進学先を選ぶのではなく、生涯を見据えたロングレンジでの大学選びや入学後の満足度を軸にしたい。今回そういった部分が評価されたのなら嬉しい」と語った。今後の指針については、幕末の私塾に例え「機動力・チャレンジ精神のある人材が集う場を提供し、30年後の日本を動かすような人材を輩出していきたい」と締めくくった。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

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