<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>“いつもの鼻炎”に要注意

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“いつもの鼻炎”に変化を感じたことはありませんか?

 スギ・ヒノキ花粉が猛威を振るうこの時期、昼夜を問わずやってくる鼻水・鼻づまりの症状に悩まされる人は多い。しかし、その症状を“いつもの鼻炎”とあなどってはいけない。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画“おさらいニュース”では、「鼻に関するトラブル」に見舞われた一人の男性をピックアップし、セカンドオピニオンの重要性を見直していく。

 長い間、春先になると鼻炎に悩まされてきた男性Iさん(63歳)。これまでずっと市販の鼻炎薬で対処してきたが、今回は症状がなかなか治まらなかった。そこで、近所の耳鼻科を受診すると「アレルギー性鼻炎」と診断され、薬を処方された。しかし、指示通りに薬の服用を始めても一向に改善されず、数日後に再び耳鼻科を訪れるも、前回同様「スギとヒノキのアレルギー」と診断された。

 Iさんが自身の異変に気付いたのは、スギ・ヒノキ花粉のシーズンが終わった6月頃だった。ピーク時を過ぎても一向にアレルギー症状の緩和がみられず、それまでサラサラだった鼻水が黄色くネバネバしたものに変化し、ときどき虫歯でもないのに歯がうずくように。さらに鼻をかんだ後のティッシュが強い異臭を放つようになったという。

 そこでIさんは、近所の耳鼻科ではなく“大きな病院で診察を”と、セカンドオピニオンを決意。自治医科大学医学部 耳鼻咽喉科学講座 准教授・西野宏先生のもとを訪れた。Iさんはこれまでの鼻炎の症状や変化などを詳しく伝えると、西野先生は鼻炎だけではない「ものが二重に見える」という眼の症状など、別の病魔の兆しを次々と明らかにしていく。最後はMRI検査を実施し、その結果、Iさんを襲った病魔が「上顎洞(じょうがくどう)がん」だったことを突き止めた。

 この病気については、まだ詳しい原因はわかっていないが、空気とともに吸い込まれた細かい異物が鼻の奥にある副鼻腔の一部、上顎洞の粘膜を刺激し、長年の間にがん化していくと考えられている。進行する過程で現れる症状は、鼻水、鼻づまりなどが多く、初期段階で「上顎洞(じょうがくどう)がん」の可能性を考慮することは難しい。もともとアレルギーによる鼻炎がある人にとっては、「いつもの花粉症か」と見逃してしまうことも多いのだとか。

 幸いIさんの場合は転移もみられず、がんの摘出手術によって一命を取りとめることができた。しかし、もしも“いつもの花粉症”とその後も放置していたら? 慢性的な症状でも、そこに少しでも変化を感じたら要注意。患者として、積極的なセカンドオピニオンへの姿勢を心掛けたい。

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