2013年04月26日 08時00分

ペットの「熱中症」、5月から急増の傾向あり

熱中症の要因として、「散歩中・ドッグラン」が半数近くを占める。飼い主は十分な対策を取らなければいけない。 [拡大する]

熱中症の要因として、「散歩中・ドッグラン」が半数近くを占める。飼い主は十分な対策を取らなければいけない。

 アニコム損保は24日、ペットの熱中症に関する調査結果を発表した。熱中症のピークは7、8月だが、同社の「どうぶつ健保」の保険請件数を月別ごとにみていくと、毎年4月ごろから発生し、5月に急増。その後、月を追うごとに請求件数が増加していく傾向が見られ、すでにペットの熱中症に対する注意が必要な時期といえそうだ。

 ペットの熱中症は、最高気温が25度を超える5月から急増するが、ピークを迎える8月と、夏日の日数の大差がない9月では、熱中症の件数は大きく減少している。理由は、春から夏にかけてはペットの体が暑さに慣れていないのに対し、8、9月は暑さに慣れてくることや、飼い主が十分な熱中症対策を取っていることなどが推測できる。

 熱中症にかかった場所については【散歩中・ドッグラン】が48.0%、【リビング】は44.0%となっている。【リビング】と回答した飼い主のうち、63.6%が【家族と一緒にいた】と答え、飼い主が一緒にいるときに多く発生している。成犬にとっての適温は15〜21度といわれるため、飼い主が快適に感じている室温でも、ペットは体調を崩しかねないといえそうだ。

 家族とペットそろってのドライブが多くなる連休を前に、同社は「窓を閉め切った車内も予想以上に高温となるため、車中での留守番は絶対に避けるように」と、飼い主への注意を促している。

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