2007年10月30日 11時00分

京阪神地区の住まい探し、「のんびり志向型」が主流

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 住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」が京阪神在住の20〜59歳、将来的に(時期問わず)住まいの住み替え、購入、リフォームのいずれかを検討している男女を対象に、「住まい探しにおける観点の違い」を調査したところ、京阪神のうち大阪を除いた京都、兵庫2つの府県で特に、スローライフ志向、自然環境意識の強い【田舎でのんびり志向型】の考えを持つ人が多く見られることがわかった。

 「住まい探しにおける観点の違い」はそれぞれ6つのタイプに分類でき、【田舎でのんびり志向型】は、「自然」を好む反面ご近所づきあいなどには煩わしさを感じている人が多い。家族全員が外部の干渉から逃れてくつろげるような生活が夢で「スローライフ」、「ロハス」という言葉が大好き。エコを常に意識した生活を送っており、ゴミの分別にはとても厳しい人が多いのが特徴。住まい探しに関しては「自然環境」、「医療機関」に特に重視点を置いているようだ。

 一方【ファミリー団らん志向型】が多かったのは、大阪府民。このタイプは、家族とのコミュニケーションを大事にする一方で、高級家具、最新家電などお金のかかることへの関心は比較的低く、文化・芸術への関心も高くないのが特徴。どちらかというと、都会を好み、住まい探しの重点を「地域」や「価格」に置く人が多く見られる。

 2位には、3つの府県とも【利便性こだわり型】、3位にはそれぞれ【ファミリー都会志向型】(大阪府)、【自己スタイル追求型】(京都府)、【ファミリー団らん志向型】(兵庫県)が続いた。

 大阪は“都会派”、京都、兵庫は“スローライフ派”というように、京阪神内でもそれぞれ住まいと暮らしの観点の違いがあるようだ。

■6つのタイプに分類できる「住まい探しにおける観点の違い」■

【ファミリー都会志向型】
高所得者層が多く家族が良い生活を送れること、他人から見て自分の家が良く見えることに対するこだわりが非常に強い。

【利便性こだわり型】
「家電製品」や「最新の住宅設備」に対する関心が強いほかには、特に住まい、生活全般に対するこだわりが強く見られないのが特徴的。

【ファミリー団らん志向型】
家族のコミュニケーションを大事にする一方で、高級家具、最新家電などお金のかかることへの関心は比較的低く、文化・芸術への関心も高くはない。

【田舎でのんびり型】
年収は平均的であり、「自然」を好む反面ご近所づきあいなどには煩わしさを感じているのが特徴で、家族全員が外部の干渉から逃れてくつろげるような生活が夢。

【自己スタイル追求型】
住宅に対する意識は低く、住まいの見た目よりも主に通勤や便利かどうか、という基準で住まいを選択することが多い。

【ハイレベル追求型】
ペットや高級家具、自家用車、趣味の充実など生活全般に対する欲求が非常に高く、住まいに対しても高級志向が強い。住まいが建っている「地域」や「土地柄」に最もこだわるタイプ。

■調査対象
インターネット調査(HOME'S調べ)https://www.homes.co.jp/'SのHP
http://www.homes.co.jp/




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