2011年05月18日 12時35分

ジャッキー・チェン、100本目の映画で“革命”を起こす

ジャッキー・チェン出演100本記念作品『1911』11月5日(土)より全国で公開  [拡大する]

ジャッキー・チェン出演100本記念作品『1911』11月5日(土)より全国で公開 

 香港出身の映画俳優ジャッキー・チェンの出演100作目の記念映画『1911』の日本での公開日が、11月5日(土)に決まった。これに寄せてジャッキーは「この映画は実話であり、私自身の出演100本目となる作品です。いま私が皆さんに見てもらいたいもの、話したいことを映画の中で全て表現しています」とコメント。ちょうど100年前の1911年、中華民国建国のきっかけとなった辛亥革命を題材にした作品で、構想10年、製作費は日本円にして30億円相当をかけ、ジャッキー自ら総監督も務める。

 「これは、夢と勇気と信念を抱いた人々が世界を動かしていく物語です」

 昨年、ハリウッド進出30周年を『ベスト・キッド』の世界的大ヒットで飾ったことも記憶に新しいジャッキーだが、1961年に中国戯劇学院に7歳で入学した彼にとって、今年は芸能生活50周年にもあたる。同作は、夢と勇気と信念を抱き、活躍を続ける彼自身とも重なる物語だ。

 時は100年前の1911年、ラストエンペラーの時代。衰退の一途を辿る清王朝を憂い、新しい国を作るために、民衆が立ち上がった。その民衆を指揮する孫文の参謀である革命軍の黄興(ジャッキー)は総督府に攻めこむが、事前に情報を入手していた朝廷側に厳戒態勢を敷かれ、反乱は失敗に終わる。この戦いで多くの命を失った黄興らは戦意を喪失していく。果たして、崩壊直前の祖国と愛する人々を救うことが出来るのか…。

 「たくさんの人々の夢と決してあきらめない信念が世界を変える歴史の変革をもたらした。ある人は自分の家族を愛するため、ある人は友人を愛するため、ある人は妻を愛するため、ある人は自分の国を愛するため、全ての人は“愛”のために大きな犠牲を払ったのです」(ジャッキー)。

 黄興の妻役に抜擢されたのは中国の人気女優リー・ビンビン。『ドラゴン・キングダム』に続く共演となる二人が魅せる戦場の恋も注目される。孫文役はウインストン・チャオ、袁世凱役にはスン・チュン、NHKの『蒼穹の昴』でおなじみの若手俳優ユィ・シャオチュン、歌手兼俳優のフー・ゴー、そしてジャッキーの実の息子であるジェイシー・チェンも出演している。監督は『レッドクリフ』で撮影監督をつとめたチャン・リーが務める。

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