2013年05月21日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>「寝たきり」を遠ざける埼玉県民の秘密とは?

 ORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画“おさらいニュース”では、厚生労働省の調査を元にしたデータで「寝たきり」が最も少ないという埼玉県の謎を解説していく。

運動の習慣化は足腰を強くする秘訣。

運動の習慣化は足腰を強くする秘訣。

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 一般的に、「脳卒中」「認知症」「足腰の衰え(骨折・関節疾患等)」が寝たきりになる3大要因といわれているが、中でも、今後高齢化が進む中で問題視されているのが「骨折や筋肉の衰え」。そこで同番組では、足腰の面から寝たきり予防を研究する第一人者である金憲経(キム・ホンギョン)先生(東京都健康長寿医療センター研究所 研究副部長)に寝たきりが少ない理由を探るポイントを伺うと、「自然に足腰を鍛える生活習慣が何かしらあり、その結果、寝たきりが少なくなっているのでは」という。

 総務省の調査では、埼玉県で『サッカーを行う人の割合』はサッカー大国・静岡県と並んで日本一。金氏によると、骨にある程度の負荷を与えることで骨や筋肉が強くなるため、ボールを蹴る等の運動は足腰の強化に役立つのだという。

 また、同県は自転車協会の調査による『自転車保有率ランキング』でも日本一。埼玉県さいたま市と、人口が同程度の神奈川県川崎市とで駅の数を比べたところ、埼玉県さいたま市のほうが駅の密集率が低かった。そのため自宅から最寄駅までの距離が微妙に遠い人が多く、自転車の利用者数も多くなっているのではないかと考えられる。金氏は、このことも下半身を鍛えるのに有効なのではと推測した。

 このほかの要因として、『犬の飼育数』(厚生労働省)は埼玉県が全国4位、『ペットにかける費用』(総務省)は埼玉県さいたま市が日本一といった結果から、犬の散歩に注目。金氏と獨協医科大学 越谷病院の協力のもと、「ウォーキング」と「犬の散歩」で足腰の筋肉への影響に違いがあるか測定したところ、「犬の散歩」は「ウォーキング」より約2倍の負荷が足腰の筋肉にかかっていることがわかった。犬の散歩は途中でひっぱられたり止まったりと動きのバリエーションが豊富。そのため、ほどよい負荷が足腰にかかる良質な筋力トレーニング法でもあったのだ。

 現在、50代以降の5人のうち4人が“将来、寝たきりになるリスクがある”と言われ、ふとした拍子に転倒、骨折から寝たきりへというのも、決して他人事ではない。埼玉県民の生活習慣「サッカー」「自転車」「犬の散歩」という3つの行動を、自分の生活に置き換え、運動の習慣化を心がけたい。

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