2015年04月05日 10時00分

顧客満足度の最も高い球団、1位【広島東洋カープ】

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【調査結果】各球団の総合満足度スコアとランキング

 日本のサービス業における顧客満足、ロイヤルティの指数化などを研究している慶應義塾大学・鈴木秀男教授が先日、今年で7回目となる『プロ野球のサービスの満足度調査』を発表した。総合満足度で1位に支持されたのは【広島東洋カープ】(71.01)。ここ数年で俄然注目を集め、いまやバラエティ番組では『カープ芸人』(テレビ朝日系/「アメトーーク!」)の特集が組まれる人気ぶり。昨年の流行語大賞には、同球団を応援する“カープ女子”がノミネートされるなど、満を持しての首位獲得といえそうだ。

 回答をみていくと、「旧市民球場から現在のマツダスタジアムに変わって、ただ野球を見るだけから球場へ遊びに行く、楽しみを探しに行くなどワクワク感が非常に大きくなった」(広島県/70歳以上/男性)と、地元の古参ファンの声は勿論だが、「強くても弱くても、一生懸命野球をしている姿が見られれば良い」(兵庫県/30代前半/女性)など、広島県圏外からも、多くの声援が送られている。

 2009年の調査開始以降、初の1位獲得となった要因について鈴木教授は、「2013シーズンと2014年シーズンはCS(クライマックスシリーズ)に進出。前田健太を中心とした若手選手の活躍、(中略)地元だけでなく、首都圏でのカープファンの盛り上がりも高かった」と分析。さらに「来季に向けて、黒田(博樹)も加入し、優勝への期待感も高い」と解説している。

 満足度の2位には【北海道日本ハム ファイターズ】(69.97)、次いで3位【福岡ソフトバンクホークス】(69.71)、4位【オリックス・バファローズ】(64.86)、5位【阪神タイガース】(62.06)がランクインした。

 このほか、野球ファンだけではなく、国民的議論にも発展した統一球に関する設問や、球場へ足を運ぶ際の「持参グッズ」について、また「ファンサービスと地域貢献に関する項目の評価とランキング」なども、併せて発表している。

【調査概要】
調査テーマ:プロ野球のサービスに関する(満足度)調査
研究者:慶應義塾大学理工学部 鈴木秀男教授
調査実施日:2015年1月下旬
調査方法:インターネット調査
回答者数:1448名
調査対象:プロ野球球団を応援し、2014年度シーズン中に、1回以上応援するチームのホーム球場で試合観戦をしている方/回答者は、最も応援しているチームのみに対して回答。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

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