2010年10月05日 10時00分

ドコモ、“スマホ乗り遅れユーザー”に手厚いフォロー

NTTドコモが展開している『スマートフォンラウンジ』(東京・丸の内)  [拡大する]

NTTドコモが展開している『スマートフォンラウンジ』(東京・丸の内) 

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 「iモード、ワンセグは使えるのか」「アプリケーションとは何なのか」。スマートフォンに力を入れるNTTドコモの『ドコモスマートフォンラウンジ』(東京・丸の内)には連日、こんな疑問が寄せられている。デジタル機器に詳しい人からすれば笑ってしまいそうな質問かもしれないが、ワンセグやおさいふケータイを当たり前のように使ってきた一般ユーザーには大問題。新機種が発売されるごとにさまざまな機能や“特長”が紹介され、理解しきれない…。同ラウンジは、「スマートフォンに興味があるけど分からないことが多い」という悩めるユーザーの“駆け込み寺”として機能している。

 『スマートフォンラウンジ』はスマートフォンの普及を目指し8月にオープン。ラウンジ内には同社が発売するスマートフォンが並び、実際に手に取って試すことができる。専用ラウンジを用意した理由について、同社は「スマートフォンが従来の日本の携帯電話とは異質なものとして市場で受け止められている」点を挙げる。そのため、iモード端末からの乗り換え時は“これまでと何が違うのか”という疑問と、“自分のライフスタイルに向いているのか”という不安が付きまとうのだ。

 その疑問と不安を解消させるため、同社はサポートスポットの導入に踏み切った。実際、同所にはオープン直後の5日間だけで2000人以上のユーザーが訪れ、スマートフォンに関するさまざまな情報を入手していったという。

 さらに、スマートフォン販売力・応対力の向上を目指した社内資格“スマートフォンマイスター”を新設。先月末から資格保有者を東京・名古屋・大阪のドコモショップより配置をスタートさせた。同社は2011年度上期までに全ドコモショップに資格保有者を配し、スマートフォン未経験者から「使いこなせていない」という利用者まで、幅広くフォローしていく。

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