クレジットカードを強制退会させられるケースについて

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 現金を持ち合わせていなくても買い物ができる便利なクレジットカード。買物をするだけでポイントが付与されるなど、様々な特典が付くため日常的に利用している方が増えています。しかし、そんな便利なクレジットカードが突然使えなくなることがあるのです。
 今回は「クレジットカードの強制退会」についてご紹介しましょう。

強制退会とは

 強制退会とは、会員に許可を求めずにサービス側が一方的に退会させる行為のこと。
 クレジットカードには様々な利用規約があり、利用者はこれに違反すると発行・運営会社からカードの利用資格を剥奪されてしまいます。事前に通告されることなく、突然退会させられてしまうこともあり、買い物時に店員に「このカードは使えません」と指摘されることで初めて発覚するケースが多いようです。強制解約や強制脱会と呼ばれることもあります。

強制退会される主な理由

 クレジットカードの発行を申請する際、クレジットカード会社は利用者の支払い能力の有無を審査するのですが、信用の審査は発行時だけではなく利用開始後も適宜行われています。この利用後の審査で引っかかってしまった場合、利用者の意志に関わらず強制退会させられます。
 強制退会の理由で最も多いのは「支払いの遅延」です。一度や二度はともかく、遅延が数ヶ月も続いたり、また頻繁に起こるような場合は悪質な行為としてみなされ、強制退会となるのです。
 ほかにも重大な規約違反が認められた場合も強制退会となります。たとえばショッピングの利用可能枠を換金する「クレジットカードショッピング枠の現金化」。これはクレジットカード会社が認めていない行為なので、強制退会になる可能性があります。絶対行わないようにしましょう。
 また本人に非がない場合でも強制退会させられることもあります。偽造されたり、盗まれたクレジットカードで買い物をされて、知らないうちに料金未払いになるケースです。この場合は補償を受けられるので被害は少なくなりますが、手続き等に手間がかかります。防犯対策は万全に行っておきましょう。

強制退会=ブラックリスト入り

 クレジットカード会社から強制退会された場合、事故情報として信用情報機関に登録されます。いわゆる「ブラックリスト」に入れられた状態であり、同じカード会社に再び加入をしようとしても断られるだけでなく、他のカード会社への新規申し込みもできなくなります。ただ退会させられるだけではないので注意してください。
 ブラックリストに入ってしまっても優良な支払いを続けていれば事故情報は消えますが、何年かかるかは分かりません。クレジットカードライフを楽しむためにも、健全に利用を心がけるようにしてください。

普通に使っている分には問題ありません

 突然退会されられてしまうと聞くと恐ろしいかもしれませんが、悪質な契約違反をしない限りはまず強制退会させられることはありません。正しく使用し、ちゃんと支払いを行っていればまったく問題ないのです。自分の経済状況をしっかりと把握して、契約内容をよく読み、順守することが最大の対策となります。
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