カード会社に好まれる職業や社会的地位

 クレジットカードの審査はとても厳密かつ慎重に行われます。もしカードの利用者が延納ばかりを繰り返したら、カード会社は損をしてしまいます。これは、クレジットカードが無担保で作ることができるという仕組みのせいでもあります。そのため、クレジットカードの審査では「安定した収入があるかどうか」といった、契約者の職業や社会的地位を重視する傾向にあります。今回は、そんなクレジットカード会社に好まれる職業や社会的地位をご紹介します。
 「職種」は、クレジットカードの審査においてもっとも重視されることのひとつです。クレジットカードの支払いを毎月することができるといった点で、「安定した収入」の得られる職種が重要視されます。あらかじめカード会社の中で職種によってランクがつけられており、審査の際は職種や他の項目と合わせて評価点が出されます。その評価点が一定のラインを越えていれば審査を通過することができるという仕組みです。そのため、審査に通ることができるかどうかには、評価の高い職種についているかどうかでも大きな影響がでます。
 それでは、実際どのような職種が評価が高く、カード会社に好まれるのでしょうか。
様々な職種の中でも、開業医や弁護士は、もっともカード会社に好まれる職種といえるでしょう。これらの職種は、国家資格が必要な独占市場であり、安定した高収入を保つことができるとみなされるため、審査も非常に通りやすくなります。
 また公務員なども、安定した収入と定年まで勤続しやすいといった点で、医師や弁護士の次にカード会社に好まれる職種です。たとえ自営業者の方が年収が高かったとしても、公務員の方が「安定した収入」が見込まれるため、審査が通りやすいのです。
 安定した収入といった点で、公務員の次にカード会社に好まれるのは正社員です。ただし、リストラなどのリスクがあるため、公務員よりも評価は下がります。
 上記で述べた通り、大切なことは「収入の額」以上に「安定した収入」です。そのため、正社員であることは大きな強みとなります。ただし、正社員だとしても会社の規模なども加味されることとなります。また、在職確認といって、実際に記入した企業に、カード会社から「本当に在職しているのか」といった確認の連絡がくることがあります。この連絡がきた場合は、審査はほぼ通ったとみていいでしょう。
 派遣やフリーター、自営業の方が正社員よりも収入があるケースも多いですが、安定性に欠けるとみなされてしまい、あまりカード会社には好まれません。
 無職やニート、家事手伝いなど、仕事についていない場合、カード会社の審査においてはもっとも不利な立場だといえるでしょう。継続的な安定した収入を見込めることができないため、そもそも審査対象にならないことすらあります。
 また、主婦の場合は、配偶者の雇用形態が重視されます。そのため、本人が仕事をしていなくても、配偶者が安定した収入の得られる仕事についているのであれば、審査は通りやすくなるでしょう。
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