クレジットカード関連の資格
さらにクレジット協会は、クレジットカード取引に関する2つの検定と3つの資格をつくっています。クレジットカード業界での就職を考えている方には今後取得を求められるであろう資格です。これについてここではご説明します。
クレジット協会は組織の活動理念に基づき、割賦販売法の解説書や関連書籍の出版、資格取得者に向けた通信講座・集中講座の実施を行っています。そのほかクレジット業界に従事する人間のために、2種類の検定と3種類の資格を用意しています。検定はクレディッタ―、そしてシニアクレディッタ―、資格はクレジット債権管理士資格制度・クレカウンセラー・個人情報取扱主任者認定制度です。いずれもクレジット協会に所属する人間を対象としたもので、世間一般的にはあまりメジャーではありません。しかしクレジット業界で働く場合は必要とされる資格なので、資格立ち上げ以来一定数の受検者を確保しています。
消費者の立場になって債権回収を学ぶことで、顧客に安心と信頼を与えられる対応技術を身につけることを目的としています。クレジット業界で働くにはベースとなる資格で、これの上位に位置づけられるのがクレカウンセラーです。
クレジット債権管理士資格制度の資格取得から3年以上が経過しており、なおかつ実務研修を修了している場合にのみ受検資格が与えられます。クレカウンセラーとしての実務は、多重債務者や返済滞納者からの債権回収があります。しかし、消費生活センターでの消費者の相談担当や、専門学校などでの講義といった業務の方が比率としては多いようです。
個人情報の取り扱いに関しては、インターネットが普及した現代においてはほとんどの方が自ずと身についている意識でしょう。しかしいざこれを業務で生かすとなると、書類の書き方、言葉の言い回しに至るまで細部に渡って神経を研ぎ澄まして扱うことが求められます。