クレジットカード関連の資格・検定

クレジットカード関連の資格

日本には、クレジットカード取引に関連する法律として「割賦販売法(かっぷはんばいほう)」があります。クレジットカード取引は、この法律を含むルールのもとで、消費者保護や取引の適正化が図られています。

また、クレジットカード業界には、業界団体として一般社団法人日本クレジット協会(以下クレジット協会)が存在し、業界の健全な発展や啓発活動などに取り組んでいます。

クレジット協会では、クレジット取引に関連する知識を学ぶための検定・資格制度も用意されています。クレジットカード業界で働く場合、こうした知識が求められる場面も多いため、制度の概要を知っておくことは有益でしょう。

割賦販売法・日本クレジット協会とは

まずはクレジット業界に関わる法律である「割賦販売法」について整理します。

割賦とは、商品やサービスの代金を分割して支払う取引形態のひとつです。割賦販売法は、こうした分割払いを含む取引についてルールを定め、購入者の利益保護や取引の適正化などを目的としています。

この法律では、割賦販売やローン提携販売、信用購入あっせんなどが対象となり、クレジットカードによる商品購入は信用購入あっせんに該当します。書面交付義務や利用枠の管理、消費者保護に関する規定なども設けられています。

クレジット協会の活動

クレジット協会は、クレジット取引の健全な運営や消費者保護の観点から、情報提供や啓発活動などを行っている団体です。

また、割賦販売法を含む関連知識を学ぶための講座や教材の提供を行っており、クレジット業界に関する検定・資格制度も整備されています。

「クレディッター」「シニアクレディッター」検定について

クレディッター(クレジット審査業務能力検定 一般コース)およびシニアクレディッター(同 上級コース)は、与信審査業務などに関わる基礎知識を問う検定として位置づけられています。

クレディッターでは、与信の基本や関連法令、多重債務防止、個人情報保護といった審査業務に必要な知識が対象となります。

シニアクレディッターは、より高度な実務対応力や知識が求められる上級コースとして整理されており、クレディッターを取得した後にステップアップとして目指すケースもあります。

クレジット債権管理士資格制度

クレジット債権管理士資格制度は、債権管理・回収業務に関する知識を学ぶための資格制度です。債権回収の基本手法だけでなく、関連法令や実務上の注意点など、幅広い知識が求められます。

受検にあたっては、協会会員であることや、所定の講座受講などの条件が設けられているとされています。

クレカウンセラー

クレカウンセラーは、クレジット債権管理士資格制度の上位資格として位置づけられている制度です。

クレジット債権管理士としての知識に加え、金融・ビジネス分野の知識も求められ、合格者は社内教育や相談対応などで活躍することが期待されます。

個人情報取扱主任者認定制度

個人情報取扱主任者認定制度は、個人情報保護に関する意識と実務対応力を高めることを目的とした制度です。

クレジットカード業界に限らず、個人情報を扱う業務では重要なテーマであり、制度では通信講座や試験を通じて知識を確認する仕組みが採られています。

クレジット業界には知識が求められる

クレジットカードは日常的に使える便利な決済手段ですが、その裏側には法律や業界ルール、消費者保護の制度が存在しています。

こうした制度を理解することは、クレジット業界で働く人にとってはもちろん、消費者としてもトラブルを避けるうえで役立つ可能性があります。
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