2011年04月20日 10時00分

約30億円投入し自家発電設備増設も オリエンタルランドが節電施策を発表

オリエンタルランドの太陽光発電装置 後ろに見えるのは東京ディズニーシーのプロメテウス火山  [拡大する]

オリエンタルランドの太陽光発電装置 後ろに見えるのは東京ディズニーシーのプロメテウス火山 

 オリエンタルランドは19日、同社が運営するディズニーテーマパークで行っている節電対策を発表し、節電中のバックヤード、パレードやショーで使用する充電式バッテリーや発電機、太陽光や天然ガスを活用した自家発電設備などの写真を公開した。同社では約30億円を投資し、自家発電設備を今年8月頃に導入するとしている。

 営業時間を短縮し、今月15日に東京ディズニーランド(TDL)を再開させた同社。再開にあたってバックヤードでの節電はもちろんのこと、エスカレーターや噴水、滝を停止したり、ショップやレストランで減灯、消灯を実施するなどして営業を行っている。

 これら施設に使用されている電力の一部は、約3000キロワット以上を発電することができる太陽光発電や天然ガスを使用した自家発電設備でまかなっているが、今年の夏の電力問題に備え最大1万5000キロワットを発電する新たな自家発電設備の導入で「電力供給体制の安定に協力する」としている。

 なお、TDLの名物でもある『東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ』のフロート(山車)の電飾は充電式のバッテリーを使用しており、充電は電力需要の低い深夜などに実施。水上ショーで使用している船の電飾や走行は船内に搭載している発電機を活用しており「公演中の電力供給を必要とするものではない」と説明した。

 TDLの夜間営業については19日付け一部報道で“23日に再開”と報じられたが、同社は「現時点で決定している事実はございません」とこれを否定している。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について