2013年03月12日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>お尻トラブルの奥に隠れていた病とは?

 ORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画“おさらいニュース”。今回は「お尻の悩み」を抱えた一人の患者を取り上げ、初診からその後の症状の悪化、そして別の病院へ足を運ぶまでを解説。セカンドオピニオンの重要性を見直していきたい。

 長い間病院に通っていても、なかなか治らない“持病”。うまく付き合っているという人もいるだろうが、症状がよく似ているだけで、全く違う病気のサインだったら? そんな風に考えたことはあるだろうか。

 今回紹介するのは、洋服直しの店で働く40歳の女性。彼女は、ある日トイレでいきんだ時に、お尻に鋭い痛みを感じ、確かめると出血していた。やがて椅子に座っただけでも、肛門の奥の方にズキンとした痛みを感じるようになってしまう。そこで、肛門科で診察を受けると「初期の痔ろう」との診断。肛門の内側が大腸菌などの細菌に感染し、化膿してしまう痔で、化膿した部分が便とこすれ、痛みや出血が出るのが代表的な症状。痔の患者の約1割を占めるといわれている。

 しかし、その後処方された薬の服用を続けても改善がみられず、さらに風邪を引いたときのような、発熱やだるさといった症状もはじまった。そこで、いくつかの病院を訪ね、最終的にたどり着いたのが、今まで10万人以上の患者さんのお尻を治療してきた辻順行先生(高野病院 副院長 肛門外科)。指で肛門の触診を行ったところ、確かに化膿し、腫れているようなふくらみは確認できたものの、ほとんどの痔ろうにあるはずの「数ミリにも満たないへこみ」が指に触れないことを感じとった辻先生は、肛門エコー検査と血液検査を指示。その結果、彼女は「白血病」だったことが明らかになった。指でわずかな肛門の異常も感知できる辻先生だからこそ発見できたのだ。

 なかなか相談しづらい「お尻の病」を抱えた時にいくつもの病院を回るのは、金銭面はもちろん、精神面での負担も想像にかたくない。しかし、もしもセカンドオピニオンを受けていなければ…。彼女の場合は初期の段階だったため、専門の病院で治療を受け、回復に向かった。

 彼女のようなケースは稀かもしれない。しかし、長患いをし、病院に通っているのに改善がみられないという人は、一度主治医以外の意見にも耳を傾けてみては?

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