2010年01月25日 14時00分

目標は時速200km! 史上最速・世界初のエンジン駆動FKマシンお披露目

史上最速・世界初のエンジン駆動フリーキックマシン「カストロール1号」  [拡大する]

史上最速・世界初のエンジン駆動フリーキックマシン「カストロール1号」 

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 今年6月に開催されるFIFAワールドカップ南アフリカ大会に向け、世界初のエンジン駆動フリーキック(FK)マシンを開発していたBPカストロールは25日、都内で『神速!エンジン駆動フリーキックマシン カストロール1号』の完成披露記者発表会を行った。同マシンから繰り出されるFKは、史上最速となる時速200kmを目標としており、発表会ではプロジェクトアドバイザーで元サッカー日本代表の前園真聖氏、歌手でタレントの藤本美貴と“FK対決”を行ったところ、時速206 kmの記録を叩き出した。

 「カストロール1号」は自動車用エンジンを使っている点が特徴で、文字通り“鋼鉄の足”で超人的高速シュートを放つ。2009年8月より正式にプロジェクトをスタートさせたものの、このようなマシンの開発は世界でも前例がなく「時速200kmを超える史上最速のFKを目標とした開発過程では、次々と難題が浮上し試行錯誤の連続だった」(同社)という。

 苦労の末に完成した同マシンは、走行時で全幅2200mm、全長4200mm、全高1500mm、総重量約2トンという迫力のボディーを持ち、FKの準備にはクルー2名がセッティングにあたる。発表会では実際にその“技”が披露され、右サイドに備え付けられた“足”が高速で回転してボールを蹴ると、そのスピードと大きな衝撃音で報道陣を驚かせた。なお、「カストロール1号」目標とする選手はレアルマドリードのクリスティアーノ・ロナウド選手とされているが、ロナウド選手はおろか各国のスター選手でも200kmのシュートは出せておらず、まさに“神速”のFKといえる。

 また、フットサルチームGatas Brilhantes H.P.の副キャプテンを務める藤本は、ショートパンツのユニフォームで登場。実際にボールを蹴ってスピードを測ったところ女性の平均速度を大きく上回る「時速71km」を叩き出し、前園氏は1回目のシュートを失敗したものの、2回目は「時速96km」という記録を出して会場を盛り上げた。

 同社は3月より、完成した同マシンのパフォーマンスをJリーグ各スタジアムのほか全国各地で披露していくほか一般参加型イベントを開催し、W杯を盛り上げていく。

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