2012年06月26日 14時21分

上野動物園パンダ「シンシン」に妊娠の兆候 7月3日から展示中止へ

「シンシン」が妊娠? 7月3日から展示中止へ (C)ORICON DD inc. [拡大する]

「シンシン」が妊娠? 7月3日から展示中止へ (C)ORICON DD inc.

 上野動物園は26日、ジャイアントパンダの「シンシン」(メス)が妊娠の兆候があるとして、7月3日より展示を中止すると発表した。シンシンの健康状態は以前と変わらず良好だが、妊娠前に減少するとされている食欲が落ちており、乳頭も大きくなっていることを確認。また尿検査に目立った変化は見られないが、19日に採取した血液の分析結果によると、妊娠に必要なホルモン・プロゲステロン値の上昇が認められているという。

 シンシンとリーリー(オス)は今年3月25日に発情の兆候がみられたことから同居を開始。同月25日、26日には交尾行動を確認したが、パンダの妊娠期間は83〜200日と個体差があるほか“偽妊娠”という生理現象もあるため、現時点では「確定診断は難しい」としながらも、出産を想定して準備を進めている。

 2頭は昨年2月21日に来日。昨年4月1日にお披露目され、2011年度の年間入園者数が19年ぶりに400万人を超えるなど“パンダ効果”で賑わいをみせた。シンシンの妊娠が確認でき、出産すれば同園で24年ぶりの4頭目となり、自然繁殖では初となる。

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