2023年10月27日 17時00分
電子コミックサービス利用実態調査、課金きっかけは「試し読み」が最多
2023年 オリコン顧客満足度(R)調査 電子コミックサービス利用実態データ「課金有無」
顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEは10月2日、「2023年 電子コミックサービスランキング」を、「総合型」、「オリジナル作品限定型」で発表。同時に「電子コミックサービス」の利用実態調査結果も発表した。
調査は、「電子コミックサービス」の利用者10,438人を対象に実施。まず「課金有無」については、無料利用が61.5%、有料利用が38.5%と、半数以上が無料利用に。年代別では、「10代」、「20代」に無料利用の割合が高く、特に「10代」は93.8%と9割を超える利用者が無料利用と回答した。一方、30代以降は有料利用が半数近くに達しており、中でも「50代」は50.5%と年代別で最も高い割合となった。
また「課金するきっかけ」については、「試し読みで続きが気になったとき」が最多の74.8%を記録し、電子コミックサービスの利点である「試し読み」が課金に特に繋がっている結果となった。以降は「目当ての作品があったとき」が52.1%と半数を超え、「キャンペーンやセールなどでお得に購入できたとき」(26.8%)、「紙だと置き場所に困るため、電子コミックサービスで保管したいとき」(26.3%)が続いた。
「利用頻度」については、「ほぼ毎日」が44.9%と最多を記録し、「週に2〜3日」(23.2%)、「週に4〜6日」(16.3%)、「週に1日」(15.6%)と続いた。年代別では「50代」が51.0%、「60代以上」が50.6%と、50代以上の半数が「ほぼ毎日」利用していると回答したのに対し、「10代」は39.6%、「20代」は41.6%が「ほぼ毎日」利用していると回答。年代が上がるにつれ利用頻度が高い傾向にあることが伺える結果となった。
なお、今回発表の「電子コミックサービスランキング」では、「総合型」で【ゼブラック】が昨年に続き2年連続の1位。「オリジナル作品限定型」では、【少年ジャンプ+】、【マンガMee】が同点1位を獲得。【少年ジャンプ+】は2年連続、【マンガMee】は初の1位となっている。
オリコン顧客満足度(R)ランキングは、実際にサービス・商品を利用したことがあるユーザーを対象に実施した「満足度調査」の結果。“満足を情報化する”を理念に、2006年より日本最大級の調査規模で展開している。多項目による調査を独自に行い、その結果をサイト上で発表。日本で流通しているサービスや商品に対して、消費者の選択を容易にすること、それらを提供する企業の成長に貢献することを目指している。