2010年07月01日 10時00分
14年ぶり復活 飛び出すマイケル『キャプテンEO』がオープン
7月1日より期間限定で復活する東京ディズニーランドの『キャプテンEO』 (C)Disney
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先月25日に一周忌を終えたばかりのマイケル・ジャクソンさんが主演を務め、1987年から1996年まで東京ディズニーランド(TDL)で公開されていたシアタータイプの3Dアトラクション『キャプテンEO』が、本日1日より期間限定で再オープンした。製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督フランシス・F・コッポラという豪華な製作陣と、登場人物が浮かび上がる画期的な3D映像が当時話題を呼んだが、今回は3Dブームの中での復活劇。現代の3D技術に引けを取らないさまざまな工夫、14年前とは違う“演出”はどこまで訴求できるか。
物語は、マイケル演じる「キャプテンEO」とスペースモンキーの「ファズボール」、小さな象「フーター」らクルーたちが暗黒の星にたどり着き、歌とダンスの力で色彩を取り戻していくスペースアドベンチャー。
上映される3D映像は当時のものを使用。ファズボールが客席近くまで寄って来たり、キャプテンEOらが戦いを挑む“暗黒の女王”の手が忍び寄ってきたりするなど、3D技術を駆使した演出も敢えて当時のままだ。ここでしか体験できないマイケルの歌声やダンス、過去に同アトラクションを体験したことがある人は、懐かしさを覚えるかもしれない。
ただ、設備面が当時と異なるため、14年前まで実施されていたレーザーや煙の演出は行われない。そのかわり、映像に合わせてシートが振動したり、風が吹いたり、水が飛び出すなど、新たな特殊効果を用意した。映像に合わせて繰り広げられる“新演出”で、さらなる臨場感を提供している。
『キャプテンEO』は2011年6月30日まで展開。同アトラクションのTシャツや缶バッジ、ステッカーなども販売される。当時を懐かしむファン、今回の訃報を機に新たに魅力にとりつかれた若いファン、さまざま人々の思いを胸に再びマイケルが飛び出す。