2013年01月22日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>過度のストレスは脳梗塞の原因に?

若くても患う可能性がある脳梗塞。異変を感じたことはありませんか? [拡大する]

若くても患う可能性がある脳梗塞。異変を感じたことはありませんか?

 タレントの麻木久仁子が、先ごろ放送された健康バラエティ番組『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)で、この数年で経験した闘病生活を赤裸々に告白した。そこでORICON STYLEとのコラボ企画 “おさらいニュース”では、脳梗塞と乳がんを患うも一命を取り留めた麻木の闘病生活をピックアップ。明暗を分けた「早期発見」のきっかけとは?

■突然の震え、手のしびれ・・・「脳梗塞」の兆し

 麻木の体に異変が訪れたのは2010年12月。家の鍵をかけようとした時、突然右ひじの先と右足全体が震え、しびれて動かなくなったことが始まりだった。30秒ほどで症状は治まったが、念のため大学病院で診察を受けた結果、脳梗塞と判明。一度発症すると再発する危険性が高く、麻木は再発予防のため、毎日薬を飲み続けることになった。

 年間死亡者数は約7万人にも達している死亡率の高い疾患だが、発症する方の多くは60代以降。当時40代の麻木がなぜ? 1ヶ月以上にわたる精密検査の結果、この病気を患った原因として考えられるのは「ストレス」だった。3年前の年末といえば、麻木は連日ワイドショーで取り上げられ、まさに“渦中の人”。周囲から受ける精神的なダメージは尋常ではなかったはずだ。

 ストレスによって自律神経のバランスが崩れたり、ストレスに関係するホルモンが影響すると、血管の収縮や血圧の上昇が起きる。それが長期間続けば、脳梗塞の原因となる可能性があるのだ。また、脳の血管が詰まってしまったことで周囲が腫れ、それが時折神経に影響を与えたため、しびれや麻痺がでたり治まったりという症状が現れたのだった。

■2年後、新たに見つかった「乳がん」

 そして昨年8月、麻木は人間ドックの乳がん検診で「非浸潤性乳がん」が発覚した。これはがんの組織が乳を分泌する小葉や、乳管の中にとどまっているがんのこと。がんが成長すると、乳管や小葉を突き破りしこりとなるが、麻木の場合はごく初期のものだった。

 現在、麻木のがんはすべて摘出に成功し、再手術も必要なし。今後1ヶ月半にわたり、ほぼ毎日、放射線治療を受ける。「脳梗塞」に「乳がん」と、わずか2年の間に2度も大病を患った麻木だが、いずれも“早期発見”が生死を分けたといえそうだ。

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