2012年05月22日 13時42分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース> ストレス脳改善には“香り”を活用

多くの日本人が抱える“ストレス脳” 解消する効果的な方法とは… [拡大する]

多くの日本人が抱える“ストレス脳” 解消する効果的な方法とは…

 朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とORICON STYLEがコラボレートし、番組で紹介された症状や改善ポイントを伝える“おさらいニュース”。2回目となる今回は、ストレスを感じやすくなっている脳を指す“ストレス脳”がテーマ。また、ストレス脳改善のための対策法も紹介する。

 “ストレス脳”とは脳の使いすぎなどが原因で、ストレスに過敏に反応してしまう“オーバーヒート気味の脳”のこと。身体がだるく疲れやすい、頭痛が頻繁に起こる、よく眠れないなどの症状に思い当たる人は要注意。ストレス脳の可能性が非常に高いのだ。

 とはいえストレスは自分で意識しないところで感じてしまうもの。今回は、ストレス脳になる仕組みと陥りやすいタイプ、家庭で簡単に行える改善方法を紹介していく。

■“ストレス脳”の人は前頭前野右側が活発に!?

 ストレス脳になりやすい人の性格には「ネガティブ思考」「神経質」、「パニックになりやすい」、「完璧主義」という4つの性格的な特徴があるという。これらの性格が当てはまる人は比較的ストレス脳になりやすいとされている。

 人間の脳には物事を考えたり判断する機能をつかさどる「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という部分があり、脳の右側は“ネガティブな感情”、左側は“ポジティブな感情”に関係していると言われている。

 近年の研究で、この前頭前野がストレスを受けると反応することが判明。通常は左右が均等に反応するのだが、ストレス脳の人はネガティブな感情を司る右側が強く反応してしまうのだ。右側が強く活動するとストレスから身体を守ろうとして過度な緊張状態になり、これが繰り返されることで、身体が疲れやすい、頭痛、不眠などの症状が出る場合がある。現代の日本には、こういう状態に陥った人が数多くいるという。

■ストレスを解消するポイントは嗅覚にアリ

 ストレス脳の改善には「身体をリラックスさせるのが良い」とアドバイスするのは日本大学医学部脳神経外科の酒谷薫教授。五感をうまく使って身体をリラックスさせることが、脳のリラックスに繋がっているという。なかでも嗅覚は脳にダイレクトに刺激が伝達するため、改善への近道なんだとか。

 今回は、リビング、風呂、寝室という“家庭内の3大リラックス空間”に、自分の好きな香りを置く方法を紹介。ディフューザーなどのアイテムを購入しなくても、手軽に出来るのだとか。

 まず好きな香りのアロマオイルを用意する。リビングに置く場合は、湯を注いだマグカップにオイルを3滴垂らすだけ、風呂の場合は大さじ1杯の塩にオイルを3〜5滴浸透させ入浴する直前に湯船に入れるだけでOK。寝室では、オイルをコットンに1〜2滴垂らし、ティッシュに包んで枕の裏側の隙間に入れると心地よい香りに包まれ、リラックスして就寝することができる。

 ストレスを解消したい人、5月病かな?と感じている人はぜひ活用して。

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