カードローンの選び方

 カードローンには様々な種類があります。カードローンによって金利や返済方法が変わるため、自分の返済計画に合ったカードローンを選ぶことが大切です。また、悪徳業者などに騙されないためにもきちんとした知識をもっておくことがおすすめです。今回はカードローンの選び方についてポイントごとにご紹介します。

選ぶ際のポイント

 カードローンには様々な種類があります。カードローンによって金利や返済方法が変わるため、自分の返済計画に合ったカードローンを選ぶことが大切です。また、悪徳業者などに騙されないためにもきちんとした知識をもっておくことがおすすめです。
 今回はカードローンの選び方についてポイントごとにご紹介します。「カードローンを選ぶときの基準」は主に以下の4点です。

1.安全な会社
2.金利・手数料が低い
3.限度額は自分の希望額かどうか
4.返済計画が自分に適しているか


 悪徳業者に騙されず、自分の利用方法に合ったカードローンを選ぶためにも、上記の4点をきちんと念頭において探すようにしましょう。特に金利や手数料は小さな差であっても、長い目で見れば大きな影響をもつことも考えられます。まずカード会社を選ぶ前に、自分はカードローンをどのような目的で利用したいのか考えてみましょう。そこから借りたい限度額や返済方法などを基準にカードローン会社を探せば、スムーズに自分に合ったカードローンを見つけることができるでしょう。
 上記に挙げた「カードを選ぶときの基準」の4点を、以下で詳しく解説していきます。

安全な会社・ヤミ金の見極め方

 カードローンを契約する場合、まず何よりも優先しなければならないポイントは「安全な会社であるかどうか」です。誤って闇金や悪徳業者に騙されてしまった場合、大きな損をしてしまう危険性があります。そのため、カードローンを選ぶ際には「安全な会社」を選ぶことを心がけましょう。
 では、具体的にどのような点に気をつけてチェックすべきなのでしょうか。安全な会社を見極める一番簡単な方法は「大手企業のカードローンを選ぶ」ことです。メディアでの露出も多く、利用者も多い会社であれば、お客様第一の精神を持っている安全な会社であるといえます。特に銀行は安心度でいえば最も高いでしょう。

 インターネットなどでカードローンを調べていると、口コミなどのランキングサイトが多くあります。どのランキングにも上位に入っているような大手の会社であれば、まず問題はないと言っていいでしょう。また、クレジット会社などもカードローンをやっているところは多く、この場合も名前を広く知られている大手の会社を選ぶことをおすすめします。
 逆に闇金などはどのような宣伝の仕方をとっているのかを知ることも、悪徳業者に騙されないためには必要な知識です。よく見かけるのは街頭に出ている看板や、電柱に貼ってあるチラシなどです。中にはチラシがポスティングされている場合もあります。このような宣伝方法をとっている上に名前も聞いたことのないような金融業者は選ばないことをおすすめします。闇金や闇金まがいである可能性が非常に高いです。

 また、甘い言葉に惑わされないことも大切です。金利が他のカードローン会社に比べて格段に安かったり、返済方法が融通の利く楽そうなものであったりするなど、大手のカードローンにくらべて圧倒的に好条件であったりメリットを打ち出している業者もいます。このような業者と契約して予想外に高額な金利を請求されてしまったケースもあるため、あまりにも良い条件を出しているところはまず疑ってかかる姿勢が必要でしょう。

上記の情報をまとめると以下のようになります。

<安全な会社>
・名前が広く知られている大手のカードローン(もしくはクレジット)会社
・銀行

<闇金など危険な会社>
・名前が知られておらず街頭やポスティングでのチラシ配りで宣伝をしている会社
・大手のカードローンに比べて非常に好条件であることを打ち出している会社

 たとえ金利が安いといって契約しても、後々予想以上の利息を請求されるといった事態になってしまっては本末転倒です。カードローンを契約する場合は、きちんと安全な会社と闇金など危険な会社の見極めを行うことを最優先に選ぶようにしましょう。

会社ごとのカードの性質の違い

 カードローンは、カードローン会社の系列によって様々な特徴があります。カードローンを選ぶ場合は、そのような系列の特徴やメリット・デメリットをおさえてから選ぶことをおすすめします。
 今回は「銀行系カードローン」「流通・信販系カードローン」「消費者金融系カードローン」の3つの系列のカードローンについてご紹介します。

<銀行系カードローン>
 カードローンの中でも特に安全性が高いものが銀行系カードローンです。
 銀行系カードローンのメリットは、他のカードローンに比べて金利が低いということです。それに加えて、その銀行で給与の振込や公共料金の引き落としなどで利用している場合、提示されている金利よりさらに低くなるといった優遇を受けることができる場合もあります。
 また、銀行系カードローンは賃金業法にかからない融資であるため、年収による貸出の限度額がありません。
 デメリットは、他のカードローン会社に比べて審査が厳しく、審査期間も比較的長いということです。以前に比べれば審査が早くなっている銀行もありますが、申し込んでから融資までの期間を他のカードローン会社に比べると、どうしても銀行の方が、時間がかかってしまいます。

<流通・信販系カードローン>
 流通系カードローンは、百貨店やデパートなどが発行しているクレジットカードに付随しているカードローンのことです。信販系カードローンは信販会社が発行するクレジットカードに付随しているカードローンのことを指します。両者とも比較的審査が緩く早く手に入れられることがメリットとなります。
 また、流通系カードローンの場合、ショッピングなどの利用状況などによってポイントが付与される場合もあります。信販系クレジットカードは普段利用しているクレジットカードを利用してお金の借入ができるため、比較的安心で使いやすいというメリットもあります。
 ただし、審査が緩く利用しやすいといった点で、両者とも金利が高めであるというデメリットがあります。少額であればあまり関係はないかもしれませんが、高額の借入をする場合や、それにともなって返済期間が長くなる場合はあまり適したカードローンではないといえます。

<消費者金融系カードローン>
 消費者金融でもカードローンをサービスとして提供しているところが多くあります。消費者金融というと抵抗を感じる方がいるかもしれませんが、基本は上記2系列のカードと変わらず、きちんと利用方法を守れば、通常のカードローンとして利用できるものです。
 消費者金融系のカードローンのメリットは審査が比較的緩いことです。通常であれば審査を通ることのできないフリーターなどでも審査が通るケースがあります。そのため、借入をしたいけれども通常のカードローンの審査でなかなか通過することができないといった人には、おすすめのカードローンといえるでしょう。
 ただし、審査が緩い分、金利は他の会社に比べて高くなる傾向にあります。長期的な返済などには向かないでしょう。

金利、手数料が安い

 金利や手数料はなるべく低く抑えられることが、無駄な出費を減らすためにも大切なことです。カードローンはリボルビング式の支払い方法が多いため、金利や手数料が高いと後々返済額が莫大になってしまう可能性もあります。カードローン会社を選ぶ場合には、この金利と手数料も比較しながら検討するようにしましょう。
 また、金利については賃金業法が改正されたことにより、金利の上限が下げられました。現在のカードローンの金利は最大20%となっており、それ以上の金利は違法となっています。そのため、カードローン会社は20%以内で金利を設定しています。

 最近の動向としては、金利の上限が下げられたことにより、カードローン会社は低い金利でお金を貸すために、審査の基準を厳しくしている傾向にあります。逆に言えば、厳しい審査を通ることができれば、低金利でお金を借入することができるということです。
 金利や貸出金額の制限などがあるため、カードローン会社は「きちんと貸したお金を返してくれる優良顧客」を取得しようとします。そのため、低金利で審査が厳しいカードローン会社は優良顧客の多い安全な会社であるとも考えられます。
 もちろん他の企業に比べて格段に安い金利であったり、低金利であるにもかかわらず審査が緩い会社は、悪徳業者である可能性もあります。できる限り大手の会社の中で低い金利のカードローンを探すようにしましょう。

返済方法が自分の計画に適しているか

 カードローンには、様々な返済方法があります。扱うカードローン会社によって少しずつ変わってくるため、自分がどのように返済していきたいかという基準を決めてから比較し検討することがおすすめです。
 カードローンの返済計画を考えるときは「短期間で返すこと」を念頭におきましょう。ローンは返済期間が長くなればなるほど利息が高くついていきます。特にカードローンは何度でも借入のできるローンであるため、無計画に借入をしてしまうと、莫大な利息を毎月払うといった事態に陥る可能性もあります。
 そうならないためにも、できるかぎり自分の返済計画に適した返済方法を採用しているカードローンを選ぶことが大切です。
オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。