2012年07月10日 10時42分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>身体の中から老化を防ぐ方法

いつまでも若々しくいるためには“身体の中から”老化を防ぐことが大切 そのポイントとは…? [拡大する]

いつまでも若々しくいるためには“身体の中から”老化を防ぐことが大切 そのポイントとは…?

 見た目の老化も気になるが、“身体の中”の老化を防ぎ、健康を維持することも大切。朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とORICON STYLEがコラボレートしお届けする“おさらいニュース”。今回は「腸」と「脳」、「毎日の食事」で若さを保つ秘訣を紹介する。

■便秘を予防し“腸美人”に

 “便秘知らず”になるカギは、腸の若さを保つことが大切。寝起きに朝コップ1杯の水を飲んで腸の活動を促したり、バナナやニンジン、セロリ、マンゴーなど、食物繊維の中でも腸内の善玉菌を増やす「水溶性食物繊維」を摂取すると有効とか。また、身体をひねるストレッチや筋トレなどの運動は小腸のほか、普段なかなか刺激を与えることができない大腸をも刺激し、血流が良くなるためその働きがスムーズになるという。

 さらに、排便につながる腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)は、副交感神経が優位の時に活発になるため、40度のお湯に10分〜15分ほど入浴するなど、体をリラックスさせることも効果的だ。

■ダンスで認知症を防ぐ? “若い脳”の保ち方

 脳の認知能力は齢を重ねると衰えるものだが、国立長寿医療研究センターの遠藤英俊部長は、「ウォーキングは週3回以上、1回30分以上早歩きした人は認知機能の低下が抑えられると証明されています」とコメント。また、週2回以上音楽に合わせてダンスをすると、認知症の危険度が5分の1に低下していたという報告例を挙げ、日常的に身体を動かすことで、脳を若く保てる方法があるとアドバイスする。

また、好奇心を持つこと、他人に自分がどう見られているのかなど、外見を気にすることも“若く”いられるコツだそう。これらの“脳を若く保つ行動”は医学的に証明されており、脳における記憶の保管庫である「海馬(かいば)」の容積が一般の方に比べて大きいことや、うつ傾向が低いという結果が報告されている。

■“空腹の時間”を作って成長ホルモンを分泌

 身体の若さを保つためには食生活の管理も重要だ。炭水化物を摂りすぎず、野菜や良質なたんぱく質を意識的に摂取することはメタボ対策として知られているが、空腹の時間を設けて成長ホルモンの分泌を促すことも大切。筋肉の増強や身体を構築する成長ホルモンの分泌は幼少期から10代後半がピークでその後は減少していくが、食事と食事の間に“空腹の時間”を長く設けると脳が反応。成長ホルモンが分泌されると考えられる。成長ホルモンは余計な脂肪を燃焼させる一方で、筋肉を増強する働きがあるため、メタボ予防になると考えられる。ただし無理に空腹の時間を長くすると、かえってドカ食いにつながるため、注意が必要。ほどほどが肝心だ。

 見た目も重要だが、基本となる身体が老化しては意味がない。上記の方法を試して、中身から若々しさを保とう。

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