2013年09月03日 11時00分
<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>医食同源!チョコの実力
仕事の息抜きに食べたくなるチョコレート。カカオの含有量が多いダークチョコの実力とは?
子どものおやつから仕事中のリフレッシュまで、年齢層を問わず親しまれているチョコレート。つい食べ過ぎる人もいるのでは? そこで今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、チョコレートが私たちにもたらす効能と、効果的な摂取方法を紹介する。
■高血圧の予防・改善に効果あり!? チョコレートに含まれる「エピカテキン」
同番組では、医食同源をテーマに、現役の医師たちに「医学的に本当に効果のある食品は何ですか?」という緊急アンケートを実施。その結果、循環器内科、総合診療科、内科の医師たちが医学的見地から太鼓判を押したのが「チョコレート」だった。
これまでTVや雑誌では「冷え性」や「虫歯予防」など、チョコレートの様々な効果が謳われてきたが、血管の専門家である椎名一紀先生(東京医科大学病院 循環器内科)によると、チョコレートは「血圧を下げる効果が証明されている」という。また、「ポリフェノールの一種のエピカテキンという物質によって血圧が下がるということがわかってきている」のだという。
エピカテキンとは、ぶどうやりんご、緑茶などにも含まれているが、特にチョコレートに多く含まれているといわれるポリフェノールの一種。チョコレートを食べると、小腸でエピカテキンが吸収され、血液中に流れ込む。すると、血管の収縮を司る内側の細胞に染み込み、その活動を活性化。血管が拡張し、血圧の上昇を抑えることができるという。
■エピカテキンの効果をうまく発揮するには「チョコをちょこちょこ食べる」
高血圧予防の効果を期待する場合のチョコレートの選び方とは? まず、現在市販されているチョコレートの種類は大きく3つに分類される。
1)カカオに砂糖や粉乳類を加えたミルクチョコレート。
2)カカオバターに砂糖と粉乳類を加えて作った白い色が特徴のホワイトチョコレート。
3)砂糖とカカオだけで作られている苦みが強いダークチョコレート。カカオの含有量が多いのが特徴。
以上の3種類の中で、医学的に効果があると証明されているのは今のところ3番目のダークチョコレートだけと言われており、他のチョコレートに関しては、今後の研究成果に期待が集まっている。続いて、高血圧予防の働きを持つエピカテキンの効果をより発揮するための摂取のタイミングとしては、一度に沢山食べるより、時間を置いて少量のチョコを少しずつ食べること。この摂取方法が、血液中のエピカテキンの濃度を高い状態で長く保つことができるという。仕事や家事の合間の【チョコのちょこちょこ食べ】。血圧が気になる人は、一度試してみてはどうだろう。
※チョコレートは高血圧の薬の代わりとはなりません。食べ過ぎはカロリー過多となりますのでご注意下さい。現在、治療中の方やアレルギーをお持ちの方は、医師と相談の上、摂取して下さい。
「みんなの家庭の医学」番組HP
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