2013年03月05日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>足湯の正しい入り方は…寝る!?

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免疫量UPの効果も期待できる「足湯」

 全国に3000箇所以上あると言われ、冷え性・皮膚疾患・婦人病に効くなど様々な効能が謳われている「温泉」。そこで、ORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画“おさらいニュース”では、ブームの兆しを見せる『足湯』の健康法に注目。自宅で行う時の、おすすめの姿勢とは?

■手軽に免疫力アップ! ウィルスをやっつけてくれる『NK細胞』

 手軽に免疫力をアップし、風邪等から身を守る温泉の入り方として注目されている「足湯」。新潟県十日市町にある上村病院では、病院の入口に足湯を設置してみたところ、地元の人々が利用し、風邪をひかなくなるなど健康増進に一役買っているという。

 医療現場における足湯の重要性に着目し、研究を続けているのが京都市立看護短期大学・学長の豊田久美子氏。「足は一番心臓から遠いため、血液の循環が滞りがちになります。足を温めることで血管が拡張し、それまでうっ血していた静脈やリンパの流れが良くなり、全身へめぐらせる。免疫が上がる効果も期待されます」と分析している。

 免疫力が上がれば、風邪はもちろん生活習慣病などにも負けない身体が作れることは広く知られているが、その防御システムの要となるのが「免疫細胞」だ。そのなかで豊田氏が注目しているのが通称『NK細胞』と呼ばれるナチュラルキラー細胞。体内に約50億個あると言われるこの細胞は、血液に乗って全身をパトロールしている。

 この細胞の主な働きは、ウィルスなどに感染した細胞を見つけると、たちどころに攻撃し、やっつけてしまうこと。血液の循環が良く、体温が高めの時に活性化する性質を持っているので、体温が上がると免疫力もアップすると考えられている。

■寝たまま足湯で全身ポカポカ!?

 そんな免疫力アップの効果を期待してか、いま日本では足湯ブームの兆し。各地にユニークな足湯が登場している。では、誰でも簡単に出来て、少しでも効率よく免疫力をアップさせる足湯の利用法はないのだろうか?

 豊田氏は、なんと寝たまま横になって足湯をする「寝足湯」というスタイルを提案している。寝足湯は重力の影響を受けにくいため、足先で温められた血液を、効率よく全身に行き渡らせることが出来るそうで、寝転がって実践するだけで、全身浴に迫る免疫力アップも期待できるのだとか。寝たまま足元だけ湯に浸かる…ちょっと不思議な姿勢だが、まだまだ寒さが続く今の時期、ぜひ取り入れてみては?

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