2016年03月07日 08時00分
マイナス金利で「住宅ローン」はどう変わる? 金利0.1%下がるだけで数十万円違う!!
“マイナス金利”は住宅ローンにどう影響するのか? 利用前に確認しておこう
今年2月16日に日本銀行が「マイナス金利」を発表したことはすでにご存じだろう。史上初のマイナス金利導入施策で、住宅ローンはどのように変わっていくのだろうか。
マイナス金利導入後、早速各銀行は住宅ローンの金利の引き下げを発表している。そこで今回は、各銀行がどのように変化したのか、これから住宅ローンを組む予定の人はどういったメリットがあるのかを紹介していく。
■マイナス金利導入後、各銀行の対応は?
マイナス金利の導入を受け、すでに住宅ローンの金利の引き下げを発表している銀行は、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行などがある。
三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行の3行は、10年固定型の優遇金利を2月のマイナス金利導入後に年0.90%まで引き下げている。また、三菱東京UFJ銀行も、3月から0.80%に引き下げることになり、三井住友信託銀行は、年0.50%で、これらの銀行の中で最も低い水準への引き下げを決めている。そのほかの銀行も、3月以降から住宅ローンの金利の引き下げを相次いで行うと予想されている。
■これから住宅ローンを申し込む人には有利なマイナス金利
史上初の試みでもあるマイナス金利の導入の恩恵を受けられるのは、なんといってもこれから住宅ローンを申し込む人たち。借り入れ金額が1000万円以上にもなる住宅ローンの場合、金利の差がわずかであっても、支払い利息は高額になる。例えば、3000万円を35年で借りる場合で計算すると、年1%程度の金利が0.1%下がるだけで、総額で約60万円も支払いが少なくて済むのだ。
マイナス金利の導入は、マイホームを検討している人たちにとって朗報だ。各行の金利の引き下げのタイミングを見極めながら、お得に住宅ローンを組みたいものだ。
文/ロックスター
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