カードローンで審査に通らないのはどんな人? 抑えるべき意外な審査基準も紹介
同じ年収の「派遣社員」と「フリーランス」、どちらが審査に通りやすい?
Aさんは派遣社員とはいえ国内有数の大手企業に勤務しており、毎月の収入は約35万円。
Bさんは年に一度200万円のギャランティでの仕事がありますが、それ以外の収入は月15万円前後。
AさんとBさん、どちらも正規雇用ではありませんが年収は同程度。この2人がカードローンに申し込んだ場合、審査に通りやすいのはAさんだといえるでしょう。審査のうえで大切なのは年収の金額よりも「安定した収入があるかどうか」ということ。また、もうひとつ重要視されるのは「勤務先」。派遣やアルバイトといえど、その勤務先が大企業であれば審査をパスする可能性も高まるのです。
同じサラリーマンで同じ役職の場合、審査するポイントは?
とある中小企業のメーカーに新入社員として入社し、今年で勤続年数12年目となるサラリーマンCさん。役職は課長を務めており、奥さんと2人で暮らしています。
同じくサラリーマンであるDさんは、かつて零細企業に勤めていましたが、仕事一筋でバリバリ働いてきた努力が実を結び、大手企業からヘッドハンティングされました。先月栄転を果たし、こちらも同じく課長へ抜てき。Dさんはこれまでプライベートを犠牲にして働いてきたため独身です。
このように同じ職業・役職のケースの場合、審査に通りやすいのは中小企業に勤めているCさん。もちろん勤務先が大企業であるほど有利であることは間違いありませんが、ここで重要なのは「勤続年数」です。これは、長ければ長いほど良いといわれています。なかでも、審査をクリアできる可能性が高いのは勤続年数が10年以上の人。6ヶ月にも満たない場合はかなり厳しいといわれています。
また、家族構成もチェックポイントのひとつ。借金を抱えた際に迷惑をかけてしまう人が周りに多い場合は、きちんと返済する傾向があるとのこと。そのため家族と住んでいる人のほうが評価は高くなり、独身の一人暮らしは要注意とみなされてしまいます。
抑えておきたい! 意外な審査基準とは?
ひとつは「健康保険の種類」。これは年収よりも重要な要素とされています。一般的に、自営業や派遣、パートやアルバイトへの融資が厳しいといわれている理由は、国民健康保険の信用度が低いため。公務員の共済保険、あるいは大手企業の組合保険が有利となるでしょう。
また、勤続年数のような年数によるチェックは住んでいる住居にも当てはまります。ひとつの家に住んでいる年数が長いほど良いとされており、さらに「持ち家」であれば評価も高くなります。一方、「賃貸」あるいは「公営住宅」の場合は、貸付のリスクが高めと判断されるでしょう。
さらに、業者の評価が高いのは将来の顧客になりうる人。つまり、過去に数回の取引実績があり、その期間が長く、そのうえで複数の会社から借入をしていない(借金をしていない)ケースというわけです。
信用度を上げるには?
もし、すでにほかの機関から借入をしており、新たにカードローンの申し込みをしたいという場合は、その返済が期日通りにできているか確認をしましょう。こうした日頃の心がけ次第で、自分自身の信用度を上げることはできます。自分の属性と信用度を一度振り返って、今一度チェックしてみましょう。