2017年01月31日 09時30分

海外でのケガや病気 いざというときの対処法は?

海外旅行中にケガや病気にあったら? 事前に知っておきたい対処法を紹介する [拡大する]

海外旅行中にケガや病気にあったら? 事前に知っておきたい対処法を紹介する

 海外旅行中、見知らぬ国で思わぬケガや病気に見舞われたら誰でもパニックになってしまうもの。そんなときにどうすれば良いのだろうか。事前にしっかり対処法を理解しておこう。

■日本から持参した薬に助けられる可能性も

 異国の地でナーバスになったり、慣れない食べ物にあたったり、頭痛や腹痛といった突然の不調に襲われることがあるもあるかもしれない。そんなとき、最初に頼りになるのは日本から持参した常備薬。国によって異なるが、海外では医師による処方箋がないと、薬局で風邪薬すら購入できない場合も。また、同じ薬でも国によって成分や分量の違いあるため、日本から常備薬を持参しておくことが大切。薬を飲んで安静にしていても痛みなどが止まらない場合は、自己判断せず、すぐに現地の病院を受診しよう。

■現地の病院の探し方

 日本から常備薬を持参することを忘れた、または持参した常備薬では効かない病気やケガに見舞われた…。そんな場合は、すぐに現地の病院を探してアポイント(予約)を取ろう。言葉が通じないなどの不安がある人は、このような緊急事態に備えて海外旅行保険に入っておくと安心。海外旅行保険を取り扱う保険会社は、多くの国に提携病院があり、その一覧をホームページや海外保険旅行契約書、サービスガイド、しおりなどに掲載している。日本語が話せるスタッフがいる病院などの記載もあることが多い。自分の症状を正確に伝えたい場合、現地の言葉に自信がなければ日本語が通じる病院を探そう。

■現地の病院を受診するには?

 これも国によるが、"病院での診療・診察はアポイント制"としている医療機関も少なくない。例えば、アメリカではERと呼ばれる救急専門外来ではアポイントがなくても受診が可能だが、ERでは長時間待たされるのを覚悟しておこう。また、命に関わるような症状でなければ、待っていたのに診察をしてもらえないケースもまれにある。日本とは異なり救急車も有料で、通常の病院、ER、どちらにせよ、海外旅行保険の加入がなければ高額な治療費を要求される場合も。現地の病院では、クレジットカード、保険カード(国民健康保険証ではなく、加入した保険会社名や保険番号が記載されているもの)、パスポート(身分証明書)の提示を求められることが多い。ちなみに、保険カードについては、電話やメールでのアポイント時に聞かれることもあるので忘れずに。

 緊急時に連絡する医療機関の確認や荷物の事前準備は大切。きちんと用意をして海外旅行を安心して楽しもう。

記事/Nana Takeda(ライフスタイル エディター&ライター)
18歳からアメリカに単身留学。帰国後、出版社に入社。ファッション&ライフスタイル雑誌の編集者として海外取材を数多くこなす。その後独立し、日本を拠点に、年の三分の一以上は海外に滞在しながらさまざまな記事を執筆している。

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