2016年03月06日 10時30分
FXの魅力はどこ? FPが独自目線で簡単紹介!
FX(外国為替証拠金取引)は、アメリカ(米ドル)やイギリス(ポンド)、南アフリカ(ランド)、ユーロなど、およそ20種類の通貨に投資ができ、外貨の投資を通じて世界へと目を向けるきっかけにすることができる。
投資でリターンを得ることはもちろんだが、自分自身の向上にも役立つFXの魅力を紹介しよう。
■世界と為替の動きはつながっている
FXは、為替の動きを予測し利益を得ることを目指す。そこで、為替はどのような時に動くのか、その理由は何かを考えてみよう。
実は、為替が大きく動いた過去の事例がいくつかある。
【円高になった事例】
リーマンショック、欧州危機などに代表される世界情勢・経済情勢の変化は記憶に新しい。このような出来事では円高に動いている。
そのほか、金利動向や口先介入と呼ばれる要人発言にも影響を受ける。ハリケーンなどの自然災害、テロや戦争、国境線の変動など思いもよらないことにも為替が動く。東日本大震災では、震災直後は円高に動いたが、その後円安に転じた。
■ニュースの国際面や日常にヒントが!
いまや場所を選ばずに情報が手に入る時代だが、肝心なのはその情報をどう活用するかだ。そのひとつは今後を予測する「兆し」を見つけることだ。
例えば、ギリシャ危機は予測できないものだったろうか。すでに数年前からその兆候はあった。これはニュースでも取り上げられていたはずだ。ニュースや新聞の国際面をチェックできていれば、過去と現在は線でつながる。
新聞やニュースだけが為替の動向を見る情報源ではない。普段の街や店の様子にもそのヒントは転がっている。売れている商品や客層がそのヒントになる。
訪日外国人がなぜ押し寄せてくるのかというと、日本本来の魅力という理由のほかに、円安という理由がある。円安は外国人を呼び込む大きな魅力だ。爆買もそのひとつ。
では、これからはどうだろうか。今後注目すべきイベントがいくつか目白押しだ。2020年東京五輪、中国経済の行方、その後のギリシャ動向などが挙げられるが、東京五輪のように多くの外国人に来てほしいと国が考えれば、円安が望ましいことになる。
このように自分なりの仮説を立てて、トレンドをつかむ糸口を見つけるのがFXの魅力なのだ。FXを通じて、最新の情報や身のまわりの出来事から、グローバルな経済学を作り出すことができる。ぜひ、自分なりの法則をつくって、FXをより身近なものにしてみてはどうだろうか。
【文:菊地美亜】
「FP×Writing Office Silver Spoon」代表。2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)。立教大学経済学部、立教大学大学院では会計学を専攻。現在はFP兼ライターとして、多数のメディアにコラムを寄稿。「人生に必要なのは、愛と勇気とお金」をコンセプトに、「わかりにくいことをわかりやすく伝えられる」FPを目指して活動中。
>>利用前に確認しておきたい “手数料”の満足度が高い「FX取引」ベスト10
>><注目記事>準備はできてる? FX取引、“確定申告”での3つの注意点
投資でリターンを得ることはもちろんだが、自分自身の向上にも役立つFXの魅力を紹介しよう。
■世界と為替の動きはつながっている
FXは、為替の動きを予測し利益を得ることを目指す。そこで、為替はどのような時に動くのか、その理由は何かを考えてみよう。
実は、為替が大きく動いた過去の事例がいくつかある。
【円高になった事例】
リーマンショック、欧州危機などに代表される世界情勢・経済情勢の変化は記憶に新しい。このような出来事では円高に動いている。
そのほか、金利動向や口先介入と呼ばれる要人発言にも影響を受ける。ハリケーンなどの自然災害、テロや戦争、国境線の変動など思いもよらないことにも為替が動く。東日本大震災では、震災直後は円高に動いたが、その後円安に転じた。
■ニュースの国際面や日常にヒントが!
いまや場所を選ばずに情報が手に入る時代だが、肝心なのはその情報をどう活用するかだ。そのひとつは今後を予測する「兆し」を見つけることだ。
例えば、ギリシャ危機は予測できないものだったろうか。すでに数年前からその兆候はあった。これはニュースでも取り上げられていたはずだ。ニュースや新聞の国際面をチェックできていれば、過去と現在は線でつながる。
新聞やニュースだけが為替の動向を見る情報源ではない。普段の街や店の様子にもそのヒントは転がっている。売れている商品や客層がそのヒントになる。
訪日外国人がなぜ押し寄せてくるのかというと、日本本来の魅力という理由のほかに、円安という理由がある。円安は外国人を呼び込む大きな魅力だ。爆買もそのひとつ。
では、これからはどうだろうか。今後注目すべきイベントがいくつか目白押しだ。2020年東京五輪、中国経済の行方、その後のギリシャ動向などが挙げられるが、東京五輪のように多くの外国人に来てほしいと国が考えれば、円安が望ましいことになる。
このように自分なりの仮説を立てて、トレンドをつかむ糸口を見つけるのがFXの魅力なのだ。FXを通じて、最新の情報や身のまわりの出来事から、グローバルな経済学を作り出すことができる。ぜひ、自分なりの法則をつくって、FXをより身近なものにしてみてはどうだろうか。
【文:菊地美亜】
「FP×Writing Office Silver Spoon」代表。2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)。立教大学経済学部、立教大学大学院では会計学を専攻。現在はFP兼ライターとして、多数のメディアにコラムを寄稿。「人生に必要なのは、愛と勇気とお金」をコンセプトに、「わかりにくいことをわかりやすく伝えられる」FPを目指して活動中。
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