FX取引での『損失』を回避するには?
「マージンコール」は、投資家への警告!
マージンコールとは、証拠金に大きな損失が発生する状況になった際に、投資家に対して通知を行い、追加の預入を促す仕組み。為替レートの変動による「含み損」、つまり、その時点でのレートで決済した場合の損失を証拠金から差し引いたとき、その損失が証拠金の一定の割合に達したときに、投資家はその状況をきちんと知ることができるのだ。
その基準となる「証拠金維持率」は各FX会社により異なるので、事前に把握しておこう。万一、マージンコールを受けた場合には、証拠金を増額するか、一部決済を行い、取引金額を減額することで「証拠金維持率」を高め、解決しよう。
「ロスカット」は、FX投資家の“最終防衛ライン”!?
「マージンコール」と同じく、「ロスカット」の基準となる損失の割合も、FX各社によって異なるので、事前にチェックしておきたいところ。例えば、自分が行っているFX取引が、「マージンコール」の圏内に入ったけれど、このあと必ず上昇局面に入るはず……と考えていても、そのまま放置してくとロスカット=強制的決済されてしまう。為替レートの予測に自信や根拠があれば、きちんと証拠金維持率を高めておこう。