チャートで為替レートの動きをチェック!

 FX取引を行う上で、重要な判断基準になるのが、為替レートの動きをグラフ化した「チャート」。先の値動きを予測するため、ぜひとも使いこなしたいところなので、基本的なチャートの読み方を覚えておこう。

チャートから「トレンド」を読む!

  • 画像/チャートのイメージ画像

 一般的なチャートでは、横軸が時間、縦軸が為替レートを示している。各FX会社が提供するチャートツールでは、対象の通貨や、時間軸の単位(月、週--、1日、1時間など)を決め、自分が知りたい情報を得ることができる。

 まずは時間の単位を長く設定し、チャートから為替レートの大きな流れを把握するのがポイント。1日、1週間という単位ではガタガタと上下運動を繰り返していても、より長い目で見ると「トレンド」が見えてくる。

 その通貨が、短期的には値上げ値下げを繰り返しながらも、高値と安値がきり上がっていく上昇トレンドにあるのか、あるいは逆の下降トレンドにあるのか、はたまた一定の範囲内に落ち着く横ばい(ボックス)トレンドにあるのか。息の長い取引を行う上では、チャートを見てトレンドをしっかり押さえておくことが重要だ。

チャートに載っている「ローソク足」って?

  • 画像/ローソク足の解説

 チャートは折れ線グラフをチェックするのが重要だということは分かったけれど、その上に載っている白と黒のローソクのようなものは、何を意味しているのだろう?

 これは見た目のとおりローソク足といい、通貨の価格を「始値高値安値終値」の4つの指標でグラフ化したもの。1本が示す時間の単位により、「月足チャート」「週足チャート」「日足チャート」などと呼ばれる。

 ローソク足は、上に突き出た棒(上ヒゲ)の頂点が「高値」下に突き出た棒(下ヒゲ)の先が「安値」を示している。

 また白い胴体はその期間に値上がりしたことを示していて、底辺が「始値」上辺が「終値」だ。

 一方、黒い胴体は値下がりを示していて、上辺が「始値」底辺が「終値」と逆になる。

 例えば、胴体が長くヒゲが短い」ローソク足ならば、値動きの幅が大きく、しかも高値・安値がブレていないため、それだけ値上げ・値下げの勢いが強いと見ることができる。また、値下がりを示す黒い胴体下ヒゲが長い」ローソク足なら、値下がりはしているけれど、下降の力が弱まって持ち直しつつあるのかな、と見ることもできる。

 まだFX取引をスタートしていない人も、まずはトライアルとして、折れ線グラフとローソク足でチャートを読み解き、今後の値動きを予測してみよう。

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