チャートで為替レートの動きをチェック!
チャートから「トレンド」を読む!
まずは時間の単位を長く設定し、チャートから為替レートの大きな流れを把握するのがポイント。1日、1週間という単位ではガタガタと上下運動を繰り返していても、より長い目で見ると「トレンド」が見えてくる。
その通貨が、短期的には値上げ値下げを繰り返しながらも、高値と安値がきり上がっていく上昇トレンドにあるのか、あるいは逆の下降トレンドにあるのか、はたまた一定の範囲内に落ち着く横ばい(ボックス)トレンドにあるのか。息の長い取引を行う上では、チャートを見てトレンドをしっかり押さえておくことが重要だ。
チャートに載っている「ローソク足」って?
これは見た目のとおり「ローソク足」といい、通貨の価格を「始値/高値/安値/終値」の4つの指標でグラフ化したもの。1本が示す時間の単位により、「月足チャート」「週足チャート」「日足チャート」などと呼ばれる。
ローソク足は、上に突き出た棒(上ヒゲ)の頂点が「高値」、下に突き出た棒(下ヒゲ)の先が「安値」を示している。
また白い胴体はその期間に値上がりしたことを示していて、底辺が「始値」、上辺が「終値」だ。
一方、黒い胴体は値下がりを示していて、上辺が「始値」、底辺が「終値」と逆になる。
例えば、「胴体が長くヒゲが短い」ローソク足ならば、値動きの幅が大きく、しかも高値・安値がブレていないため、それだけ値上げ・値下げの勢いが強いと見ることができる。また、値下がりを示す「黒い胴体下ヒゲが長い」ローソク足なら、値下がりはしているけれど、下降の力が弱まって持ち直しつつあるのかな、と見ることもできる。
まだFX取引をスタートしていない人も、まずはトライアルとして、折れ線グラフとローソク足でチャートを読み解き、今後の値動きを予測してみよう。