保険でどこまで補償できる? 体験からのロストバゲージ対策

実際の経験談をもとに“ロストバゲージ対策”を紹介する(写真はイメージ) [拡大する]

実際の経験談をもとに“ロストバゲージ対策”を紹介する(写真はイメージ)

 荷物を預けたはずなのに到着空港で受け取ることができない「ロストバゲージ」。本当にあった体験談とともに、出発前にできる予防策や海外旅行保険で可能な補償範囲などを紹介する。

■家の鍵を入れたスーツケースが無い! 機内持ち込みすべき荷物とは?

 筆者は以前、アメリカに住んでいたときの帰路でロストバゲージにあった。手続きを経て自宅に帰宅した5日間後に、荷物は無事に自宅まで届けられたが、持ち運ぶ布製のスーツケースが防水ではなかったため、中身がびしょ濡れの状態に。旅行保険にも入っておらず、破損があったわけではないため、補償金の請求はできず泣き寝入りしたことがある。さらに、家の鍵をうっかり預け入れ荷物の中に入れていたため、帰宅時に家に入れないという2次被害にも……。

 ロストバゲージを防ぐには、すべての荷物を飛行機内の自分の席まで持ち込むのが一番だ。しかし、機内持ち込み手荷物には大きさや重さ、液体物の制限などがあるため、旅行時、どうしても1つ2つは預け入れ荷物(受託手荷物)にしなければならないという場合が多い。貴重品や自宅の鍵、現地で1〜2泊は対応できる最低限の衣類や生活用品は機内持ち込みにするとよいだろう。

 最悪の場合、預け入れ荷物がまったく戻ってこない場合もある。今回戻って来た理由として考えられるのは、名前、自宅住所、連絡可能な電話番号を雨や水でも落ちない油性ペンで記載したタグをつけていたからだろう。うっかり忘れがちなタグだが、空港カウンターで預け入れる前にしっかりタグの装着を確認しておこう。

■衣類を入れたスーツケースが無い! 現地で調達した服は補償範囲?

 筆者の知人は、預けたスーツケースを空港の電気系統のトラブルによって紛失。残念ながら荷物は滞在中に届かず、現地で衣装を購入した経験をしている。帰国時、荷物はUターンして戻ってきたものの、海外旅行保険に入っておらず、クレジットカード付帯の保険や航空会社による補償では、現地での衣装購入金額を一切賄うことができなかったという。

 海外旅行保険で、航空機寄託手荷物遅延費用が補償されるプランが含まれている場合、受け取ることができなかった荷物に入っていた衣類や生活必需品などが補償されるケースが多い。ただし、契約によって補償費用の上限や補償項目は異なるため、契約時に確認が必要だ。保険プランによって異なるが、ほとんどの海外旅行保険会社は、航空機の到着後6時間以内に航空会社に預け入れた手荷物が予定の目的地に届かなかった場合、1回の事故につき、10万円を限度に支払ってくれる場合が多い。

 さらに、被保険者本人が目的地に到着してから96時間以内に負担した費用に限ること、衣類も下着や寝間着など必要不可欠な衣類、など目的が明確に限定されるケースもある。そのため、それぞれの海外旅行の目的や計画に合わせて、事前にどの海外旅行保険プランが自身にとって最適か、しっかり見極めることも重要だ。

 ちなみに、クレジットカードによっては、ロストバゲージに対しての補償が付帯している場合もあるため、自身で持っているクレジットカードの契約内容も旅行前に確認をしよう。帰国後も荷物が出てこない場合は、航空会社に後日請求が可能な場合もあるが、荷物の中身は自己申告制のため、購入した商品などを証明するためのレシートや領収書はしっかり保管をしておくとよいだろう。

記事/Nana Takeda(ライフスタイル エディター&ライター)
18歳からアメリカに単身留学。帰国後、出版社に入社。ファッション&ライフスタイル雑誌の編集者として海外取材を数多くこなす。独立後は日本を拠点に、年の三分の一以上は海外に滞在し、さまざまな記事を執筆している。

>> “手荷物が来ない!?” 空港でのトラブルに備えた【海外旅行保険】ベスト6

>> 何が違う? 保険会社の商品とクレジットカード付帯の“海外旅行保険”

CS編集部 Facebook オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

■禁無断複写転載
オリコン日本顧客満足度ランキングの著作権その他の権利は、株式会社oricon MEに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、モバイル、ブログ等)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。