2016年04月06日 07時30分
【FX】魅力は何といっても「W利益」 外貨預金との違いも紹介!
外資預金にはない「FX」ならではの魅力“W利益”とは?
FXをあまり知らない人にとって、「外貨預金と何が違うの?」と思うことはあるだろう。だが、FXには外貨預金にはない魅力がある。その魅力の1つが『W利益』だ。今回は、『W利益』でどんな利益が狙えるのかを紹介しよう。
■外貨預金との違い
外貨預金は、銀行に預けた元本に対して利息を得るもの。通貨が円ではなく外貨に変わったと考えるとわかりやすい。一方、FXは銀行ではなくFX会社を通じて資金を証拠金として預けて外貨を売買するもの。売買にはもう少し詳細な解説が必要だが、ここではW利益についてスポットをあてて解説していく。
■FXのW利益
FXで得られる利益は、(1)為替利益(為替相場の変動により得られる)と、(2)スワップポイント(金利の差により得られる)がある。外貨預金も保有していた外貨を円に換金する際に為替差益を得ることもできるが、FXは短期でも可能だ。
(1)為替利益
例えば、1ドル=100円のときにドルを買った場合は、どうなるだろうか。円安(ドル高)が進み、1ドル=120円になると20円の為替差益が生じる。逆に円高(ドル安)が進み、1ドル=80円になると20円の為替差損が生じる。
※手数料は考慮していない
ちなみに、FXは買いからでも売りからでも取引を始めることができ、さらにレバレッジ(証拠金の何倍の取引をするかの倍率のこと)を使うことで、少ない元手で多くのリターンを狙うことが可能だ。ここも外貨預金にはない仕組みで、レバレッジ1倍は外貨預金と同じ。このように、「買い」からでも「売り」からでも利益が出せるのがFXだ。
(2)スワップポイント
スワップポイントは、通貨の売買により2種類の通貨を交換したときに生じる金利差のこと。保有している日数に応じてポイントが発生する。したがって、長く通貨を保有していればいるほど、スワップポイントが増えていく。
ただし、スワップポイントを受け取れるのは、「低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買った場合」。逆に、「高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合」には、金利差分の利息を支払うことになる。スワップポイントが大きい通貨は「売り」からの取引には慎重になる必要がある。
W利益を得ながらハイリターンを狙えるFXは大きな魅力だ。FXは24時間取引が可能なので、取引できるチャンスが多ければ、利益を出せる可能性も高い。ライフスタイルに合った方法でFXにチャレンジしてみてはどうだろうか。
【文:菊地美亜】
「FP×Writing Office Silver Spoon」代表。2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)。立教大学経済学部、立教大学大学院では会計学を専攻。現在はFP兼ライターとして、多数のメディアにコラムを寄稿。「人生に必要なのは、愛と勇気とお金」をコンセプトに、「わかりにくいことをわかりやすく伝えられる」FPを目指して活動中。
>>利用前に確認しておきたい “手数料”の満足度が高い「FX取引」ベスト10
>><あわせて読みたい>FXの魅力はどこ? FPが独自目線で簡単紹介!