2015年01月13日 09時30分

【ネット銀行】10社の手数料&営業時間を一挙比較

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ネット銀行10社の手数料&営業時間を一挙比較

 ネット銀行の魅力はなんと言っても「金利の高さ」と「24時間営業」。とはいえ、口座を持っているだけで、「手数料や年会費が必要」と思う人もいるでしょう。そこで今回は、代表的なネット銀行10社の手数料と営業時間について比較する。

 前編として紹介するのは「住信SBIネット銀行」「セブン銀行」「ソニー銀行」「じぶん銀行」「新生銀行」の5社。ちなみに、営業時間は各行ごとに税金・各種料金払込(ペイジー収納)などを取り扱っていない時間帯や定期的なシステムメンテナンスで利用できない時間帯、年末年始のサービス休止日などが設定されている。

■住信SBIネット銀行

 住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行(設立当時は住友信託銀行)とSBIホールディングスを出資会社とするインターネット専業の銀行。2007年9月に設立され、2014年5月末時点で預金残高3兆3000億円、住宅ローン取扱額は1兆8000億円を越えている。

 口座維持手数料は、公式サイトのQ&Aで「口座維持手数料はかかりますか?」という問に対して、「口座維持手数料はかかりません」と明言されている。また、口座開設時の手数料についても「手数料はかかりません」となっている。

 営業時間は、WEBサイト・モバイルサイトとも原則として24時間365日利用可能。ただ、対象サービスによってそれぞれ定期メンテナンスが予定されているので、チェックが必要。公式サイト内で、定期メンテナンスのほか、臨時メンテナンスの案内もアナウンスされている。

 カスタマーセンターは、自動音声応答サービスおよび事故受付は24時間365日対応。オペレーターによる有人受付が利用できるのは平日が9時〜19時、土・日・祝日は9時〜17時となっている(年末年始の12月31日〜1月3日、ゴールデンウィークの5月3〜5日はサービス休止)。

■セブン銀行

 セブン銀行はイトーヨーカドーとセブン-イレブンを展開する「セブン&アイ・ホールディングス」傘下のネット銀行。2001年4月に「株式会社アイワイバンク銀行」として設立され、2005年10月に現在の称号に変更された。

 コンビニATM事業の最大手で、セブン銀行のATMは1日190万人以上に利用されている。また、首都圏にあるイトーヨーカドーの一部ではインストアブランチ(店舗内有人窓口)もあるが、商品・サービスの取次などを行い、現金は取扱いしていない。

 口座維持手数料は無料だが、紙の取引明細表が必要な場合は毎月手数料(108円)を支払えば郵送される(取引明細はインターネット上で閲覧が可能)。

 ダイレクトバンキングサービスはパソコンやスマートフォン、携帯電話などから、残高照会や振込などの取引、各種手続などさまざまなサービスを24時間365日利用することが可能。

 ネット決済サービスにも対応しており、アイネット証券や松井証券などの証券会社、外為どっとコムやソニー損保などの金融機関、セブンネットショッピング、JALの航空券などの決済がネット上でできる。定期的なシステムメンテナンスは、毎月第3日曜日の23時半頃〜翌日5時半頃となっている。

■ソニー銀行

 ソニー銀行は、ソニーグループの金融部門を統括する「ソニーフィナンシャルホールディングス」が運営しているネット銀行。MONEYKitというブランド名で営業を行っている。

 多くのネット銀行は決済手数料を主たる収益源としているのに対し、ソニー銀行は外貨預金や投資信託などの取引手数料や住宅ローンなどの利息収入を主たる収益源としており、個人の資産を総合的に管理しやすいという特徴がある。口座開設時の手数料や口座開設後の維持手数料はかからない。

 インターネットバンキング・モバイルバンキングは24時間365日利用することができるが、毎週月曜日の2時〜5時の間はシステムメンテナンスのためログインが不可。また、サービスによっては利用できない時間帯も設定されているので、事前に確認しておくといいだろう。

■じぶん銀行

 じぶん銀行は、KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行。auの携帯電話やスマートフォンからの利用に重点を置いているという特徴がある。口座維持手数料は無料。

 口座を開設する場合は、携帯電話番号と携帯eメールアドレスの届け出が必須。そのため、スマートフォンや携帯電話を持っていない人は口座を開設できない。ちなみに、KDDIが出資していることでau以外のキャリアでは利用できないと勘違いしている人もいるが、ドコモやソフトバンクなどでも口座開設できる。

 営業時間は、システムメンテナンス時間を除き、24時間365日利用できる。定期的なシステムメンテナンスは毎月第2土曜日21時〜翌7時で、この間は取引ができない。また、カードローンは上記に加え、毎週月曜日の1時〜5時の間も利用できなくなる。なおATMは、設置場所によりサービス提供時間が異なる。

 外貨預金取引については、海外の祝休日によって外貨の取引ができない日もあり、公式サイトで海外の祝休日について記載されている。

■新生銀行

 新生銀行は、日本長期信用銀行の流れを汲む普通銀行で、投資銀行業務に強みを持っているが、「新生パワーダイレクト」というサービスでインターネットバンキングにも注力している。

 新生パワーダイレクトでは、残高照会や入出金明細照会などの口座照会、振込・振替、外貨の売買をはじめ、投資信託などの資産運用、住宅ローンやカードローンなどのローン管理、金利・為替レート照会などが24時間365日無料で利用できる。そのほか、ネット他行振込手数料が最大月10回無料といったメリットもある。

 口座維持費や管理費などの費用は一切不要。ただ、一つの口座で円預金・外貨預金・投資信託など、すべての金融商品・サービスが利用できる「新生総合口座パワーフレックス」では、口座管理手数料がかかる場合がある。

 システムメンテナンスは、原則として毎週日曜日の2時〜6時に行われているようで、公式サイトではこの日時を定期とはしていない。同時間帯は入出金に関わる照会、ローンに関わる手続、各種情報の登録/変更などが制限される。

 また、取引が可能な「振込・振替」、「定期預金への入金」などの手続きは予約注文として受け、システムメンテナンス終了後に実行される場合がある。


 次回は「ゆうちょ銀行」「イオン銀行」「スルガ銀行」「ジャパンネット銀行」「三菱東京UFJ銀行」の5社を紹介する。

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