2015年02月20日 09時00分
【ネット銀行】欠点が一気に効率化へ 役立つ家計管理の方法
ネット銀行を使った家計に役立つ管理方法を紹介
銀行口座やクレジットカード、電子マネー、ポイント、証券など、昨今の家計にまつわる「お金」は多様化している。便利なものが増えた一方、管理が複雑化しているのも事実だ。出入金や固定費の管理など、正確かつ効率的に行うために「ネット銀行」を活用するのはお得な手段といえるだろう。連動式のオンライン家計簿など、さまざまなサービスもあるからだ。
■家計管理の手間が抑えられる
公共料金やオンラインショッピングの支払いなど、出費の大部分を口座振替で済ませられる時代。電子ポイントや電子マネーも普及し、現金の出番は大幅に減少している。
これに伴い利用明細の送付なども減り、家計簿の管理がしにくくなったと感じている人も多いでしょう。引き落とされた金額と振替先を通帳で確認し、家計簿に記帳するやり方でも管理はできるが、支払いが楽になった分、管理の負担が増えるのでは意味がない。また、丁寧に確認しているつもりでも、預金通帳からの書き写しは記帳漏れのリスクもある。
一方、「ネット銀行」であれば、口座の出入金明細をインターネットで手軽に確認することができるほか、オンライン家計簿などを利用して、外部サービスとの連携も可能。指定した銀行口座から直接情報を取得できるため、家計管理の手間を格段に抑えることができるのだ。
■欠点は「公共料金」の支払い 方法次第で整理・効率化も!
オンライン家計簿との連動や出入金明細確認などの利便性を重視して、ネット銀行をメインバンクとして活用する人が増えている。だが、問題がないわけではない。それはネット銀行の対応範囲だ。
多くのシーンで活用できるようになったネット銀行だが、一部銀行を除いて公共料金の口座振替には対応していない。メインバンクとして利用することに踏み切れない要因の一つにもなりかねないこの課題だが、解決方法がないわけではない。
それがクレジットカードを経由する支払方法だ。ネット銀行の口座振替に対応していない公共料金の支払いをクレジットカードにまとめることで、振替先を整理し、課題もクリアにすることができる。月々の支払や口座振替の項目も整理できるため、家計の管理も効率的になるだろう。
■家計簿習慣を身につけ、節約&貯蓄に!
毎月多くの支払いが自動で行えるとなると、うっかり余計な出費を続けてしまうこともあるだろう。ネット銀行を活用した家計管理を習慣化すれば、「無駄な浪費」を見つけ出して、改善することも可能になる。
例えば、契約時にたくさんのオプションサービスを付けて初期費用を抑える「通信料」。サービス期間が終わっても、使わないオプション料金を払い続けている人は多いだろう。その大きな要因が、自動振替のために支払額を認識していないこと。
お財布の中の現金だけでなく、口座の出入金明細もきちんと連動した家計簿を習慣づけることで、こうした「無駄な浪費」を見つけ出して、節約と貯蓄に変えることもできるはずだ。
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