2015年03月16日 09時30分

【ネット銀行】フィッシング詐欺を防ぐ「3つの対処法」

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ネット銀行でフィッシング詐欺を防ぐ「3つの対処法」

 ネット銀行は、通常の銀行に比べて金利が高く、ATM手数料も無料なところが多いとあって魅力的だ。とはいえ、近年はフィッシングという詐欺が問題になっている。ウェブサイトやメールを介してIDやパスワード等を不正に入手する行為で、なりすましで買い物をされたり、お金を引き落とされたりするなど、深刻な被害が発生する。そこで今回は、同詐欺を防ぐ「3つの対処法」を紹介する。

■フィッシングとは?

 フィッシングとは、ネット銀行などを装って不特定多数にメールを送り、ニセのウェブサイトへ誘導し、IDやパスワードを入力させるなどして、個人情報等を不正に入手する詐欺行為。

 ネット銀行は手軽にサービスを利用できる反面、第三者によるなりすましに弱く、IDやパスワードがわかってしまうと、誰でもお金を引き落とすことができてしまう。このシステムを悪用したのがフィッシングであり、あの手この手で個人情報を入手しようとするのだ。

■主な悪質手口

 フィッシングの手口は、ネット銀行を装ってメールを送ってくる形が非常に多い。「本人確認のため、会員情報の再入力をお願いします」「更新手続きをしてください」など、もっともらしいことが書いてあったりする。だが、そもそも金融機関(保険会社・カード会社を含む)は、メールでIDやパスワード等を訊いてくることは絶対にない。怪しい内容のメールが来たら、必ず直接電話で金融機関に確認するべきだ。

 また、近年の手口はより悪質になっており、一度偽サイトに誘導させて、ユーザー自身に個人情報を入力させるケースもある。公式サイトと酷似した偽サイトもあり、一見しただけで判断するのは難しいだろう。

■フィッシングを防ぐ「3つの対処法」

 フィッシングは非常に悪質な詐欺だが、ユーザーからIDやパスワードを聞き出すという手口は一貫している。つまり、ユーザー自身が気をつければ、ほとんどのフィッシングは回避できるのだ。

 以下の対処方法を覚えて、常に警戒するようにしてほしい。

【1】フィッシング対応のセキュリティソフトを入れる

 最も簡単で、最も有効な対処方法。フィッシングに対応したセキュリティソフトをインストールしておけば、被害を未然に防ぐことができる。フィッシングとは別にウイルスによるID・パスワードの流出を防ぐことができるので、一石二鳥といえる。新たなフィッシング詐欺・ウイルスに対応するためにも、常に最新の定義ファイルにしておくべきだろう。

【2】必ず公式サイトから確認

 怪しいメールが来たときは、メール本文に書いてある連絡先ではなく、必ず自分が利用しているネット銀行の公式サイトにある連絡先から確認することが大事。メール本文にある連絡先から確認しても、職員を装った者が対応するだけなので、結果的に被害に遭ってしまう。多少面倒かもしれないが、万が一に備え、公式サイトを見ることを徹底するようにしよう。

【3】暗号化されているか確かめる

 インターネットで個人情報を入力するサイトでは、暗号化をするのが一般的。誘導先のURLリンクが「https://〜」になっていない場合は、偽サイトの可能性がある。絶対にクリックしないように注意してほしい。

 ネット銀行は手軽なサービスが受けられるからこそ、IDやパスワードには細心の注意が必要。普段から念には念を入れて行動することで、最悪の事態を避けられるに違いない。

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