2015年03月27日 09時40分

【ネット銀行】トラブルを防ぐ「3つの設定」 被害のリスクが一気に軽減!

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ネット銀行でトラブルを防ぐ「3つの設定」とは?

 「金利が高い」「24時間利用」「口座開設が簡単」などメリットの多いネット銀行。便利な一方で、不正アクセスなど個人情報が危険にさらされる事態も増えてきている。そういった不測の事態に備えて、ユーザー自身が対策をとることは非常に重要だ。口座に利用制限をかけたり、各種設定を細かく変えたりすることで、安全性を高めることは十分できる。そこで今回は、住信SBIネット銀行を例に、利用者自らが行うべき「3つの設定」を紹介していく。

■「限度額の制限」設定

 自分でできる対策として、有効なものの一つは限度額の制限。具体的には「振込限度額」と「キャッシュカード引出限度額」を設定するといいだろう。住信SBIネット銀行では、振込指定日1日あたりの限度額は「0円から1000万円の範囲内、1万円単位」で設定可能。また、引出限度額は1日あたり「0円から200万円の範囲内、1万円単位」で、1ヶ月あたりなら「0円から1000万円の範囲内、1万円単位」で自由に決めることができる。1日に動かせるお金を自分なりに制限しておけば、仮に被害に遭ってしまっても、その被害を最小限に抑えることができるだろう。

■「カードの利用」設定

 「キャッシュカードの利用設定」も使いこなしたい機能の一つ。「通常」「停止」「一時許可」という設定があり、普段はすべての取引をストップする「停止」にしておくと安心だ。必要なときだけ、取引が可能な「通常」の設定に戻すことで、危険性はグッと下がる。また、「一時許可」を選べば、設定後1時間だけ利用可能。設定から1時間が経過したとき、または1時間以内に1度でも出金をした場合は、キャッシュカードの設定が自動的に「停止」となる。利用する側が手軽にできるセキュリティ対策なので、うまく活用しよう。

■「セキュリティ」設定

 最後に、やっておくべき基本的なセキュリティ設定だ。各銀行がいくらセキュリティ対策やシステム構築を万全にしていても、利用者側の危機管理の意識が低ければ、トラブルに巻き込まれてしまうことは避けられない。セキュリティ対策の基本をしっかりと抑えておこう。下記に具体的な対策例を3つ挙げるので、ぜひ実践してほしい。

(1)パスワードや暗証番号の定期的な変更
 こまめに変更しておけば、パスワードが漏れて被害を受けるリスクも減らせる。誕生日など、わかりやすい個人情報は避ける。

(2)PCのウイルス対策を万全にする
 スパイウェアに個人情報を抜き出されないようにセキュリティソフトを入れて、常に最新の状態にしておく。他人のパソコンなどで取引を行わないことも重要。

(3)ログイン履歴を細かく確認
 自分でログインした覚えがないのに、履歴が残っていれば不正利用に気づくことができる。取引の受付通知メールなども、すぐに確認できるようにしておくと、さらにいいだろう。

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